暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ!〜μ’s feat.me〜
序曲
LIVE1 始まり

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ジジジジジジ
「るっせえ!」
俺は目覚まし時計の音にムカついて起きる。隣では穂乃果がパジャマ姿で寝ている。よくあんなうるさい目覚ましに気づかないもんだ。ま、これが日常だからな。
「6時20分か。おい、穂乃果。そろそろ起きねえと入学早々遅刻するぞ。」
「ふぇ?あ、刹那、おはよう。」
穂乃果が起きると大きな欠伸をする。それにしても、
「寝癖凄いことになってるぞ。」
「えー、そんなに?」
「俺が言うほどだ。それより、早く飯食わねえと学校に遅れるぞ。」
「あ、今日から学校だった!」
「忘れてたのかよ………」
「うん!」
どや顔で答えるな。
「じゃあ、先に行ってるぞ。」
「はーい。」
俺は部屋を出て下に降りて、テーブルにつく。
「あ、おはよう。お兄ちゃん。」
「おはよう、雪穂。」
えっと、今日の朝ごはんは、
「食パンに目玉焼きとキャベツの千切りか。母さん、最近どうしたんだ……昨日もこんなメニューじゃなかったっけ?」
「あら、おはよう。で、何したの?」
「いや、何でもない。」
「そう。ところで穂乃果は?」
「多分、寝癖直してる。『ダッダッダッ』今、降りて来たぞ。」ジャムペタッ
「お母さん、雪穂、おはよう!」
「「おはよう。」」
「今日から学校だー!」
こいつも朝からハイテンションだな。たかが入学でテンションってそんなに上がるか?
「早く食べないと遅れちゃう!」
「「「時間はあるからゆっくり食べて(ろ)。」」」
それから即行で飯を食って着替える。
俺は今でも思うときがある。
 もし、あのとき火事が起きてなかったらどうなっていたのか?俺の人生は変わっていただろうか?
 もし、あのとき高坂家が引き取ってくれなかったらどうなっていたのか?施設に入れられたのか?それとも飢えて死んでいったのだろうか?
そんな考えが脳裏によぎる。
「何考えてるの?」ヒョコッ
穂乃果が俺の顔の前に顔を出してくる。びっくりしたー。
「何でもねえよ。」
「準備できたよ。早く行こ?」
「あぁ、ちょっと待ってろ。」
そう言って俺はYシャツを着て肩掛けリュックに荷物を入れる。
「先に行ってるね。玄関で待ってるよ。」
「俺も準備できたよ。」
「早っ!」
俺たちは下に降りて新品の靴を履き振り向いて
「「じゃあ、行ってきまーす。」」
と言った。



桜舞う季節


たくさんの出会いが生まれる4月


これからはどんな未来が待っているのだろうか?


これからはどんな仲間と出会うのか?


そんな希望を胸に抱いた俺たちの物語が今、始まる。
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