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ドラゴンクエストX〜紡がれし三つの刻〜正式メンバー版
一の刻・少年期編
第二話「出会った友達と再会の幼馴染」
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ろーーー!」

『ピキャアッ!?』
「ピ、ピキュゥ〜〜?」

突如、乱入して来たリュカの攻撃を受けたスライム達は一瞬たじろいだが、すぐに立ち直ると其々リュカに襲い掛かって行く。
傷付けられていた小さなスライムはそんなリュカを不思議そうに見ていた。

「このぉ、このぉ!負けるもんか!」

攻撃を続けるリュカだが、スライムとはいえ多数が相手なので徐々に追い詰められていた。

『ピキャアーーーーッ!』
「うわっ!」

背中に不意打ちの体当たりを受けたリュカは体勢を崩して倒れ、残ったスライム達が一斉に襲いかかろうとした。

(うむ、此処で限界だな)

リュカの資質を見極めようと、あえて木陰で見守っていたパパスが飛び出そうとすると"それ"は起こった。

「ピキイィィーーーーッ!」

何と、驚いた事に先程まで震えていた傷だらけのスライムがリュカを守ろうと飛び出して来たのだ。

「な、何だとっ!?」

その行動にパパスは驚き、他のスライム達も虚を衝かれたらしく、その隙にリュカも起き上がって体勢を立て直していた。

「ありがとう、助けてくれたんだね」
「ピイ、ピイ」
「ようし、コイツらなんか僕達でやっつけちゃおう!」
「ピイーーーッ!」

そしてリュカとスライムは敵スライム達を迎え撃ち、パパスもその戦い振りを見て感心する。
スライムは先程までの怯えを微塵も見せずに素早い動きで敵スライム達を翻弄し、その隙にリュカが次々と倒して行くのは即席コンビとは思えない程見事なチームプレイである。

「とおりゃぁーーーっ!」
「ピキイーーーーッ!」

そして最後の一匹をひのきの棒の一撃と体当たりで倒すのであった。

「はあ、はあ。や、やったぞ〜〜」
「ピキュゥ〜〜」

敵スライム達を全滅させた二人は流石に疲れたらしく、そのまま地面にへたり込んだ。

「見事だったぞ、お前達」
「あっ!と、父さん」
「どれ、傷を見せてみろ。《ホイミ》」

パパスの唱えた回復呪文《ホイミ》によってリュカの傷口は瞬く間に塞がっていく。

「あの、父さん。この子も…」
「分かっている、リュカの相棒も治してやらねばな。《ホイミ》」

そう言うとパパスはリュカの傍らでへとへとになっていたスライムにもホイミをかけてやり、傷の癒えたスライムはリュカに縋り付いて甘えだした。

「もう大丈夫だよ」
「ピイ、ピイ〜〜」
「あはは。無事でよかったね」

そんな光景を見つめているパパスの口元には自然に笑みが浮かんでいた。

(やはりマーサの子供だな。同じ力を受け継いでいたか)
「さあ、少しばかり遅れてしまった。先を急ぐぞ」
「父さん、この子も連れていっていい?」
「ああ、良いとも。リュカを守ろうと一緒
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