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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第40話 聖祥美少女総選挙(前準備)
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「ここか………」

「ああ、確かここだったはずだ」

俺と桐谷はとある空き教室に来ていた。

「行くぞ」

「ああ………」

俺たちは静かにその教室の後ろから侵入して行った………



『何を言うか!?あの時々見せる恥ずかしい顔が萌えるのではないか!!』

『いいや、あのツンツン具合がいちばん萌えるね!!』

そうだそうだー!!
発言している覆面の男の周りにわんさかいる覆面の男たちが言う。

『それは貴様らの趣味からなるものだろ!!だが我らのフェイト姫は全国民共通の姫だ!!ツンデレなどを利用しなくとも皆から愛される!!』

そうだそうだー!!

今度は反対側の覆面男の周りにいる覆面男が…………

「分かりづらい………」

「だよな………」

みんな覆面被ってるから説明しづらい………

取り敢えず、覆面被った男共が萌について熱く語り合ってると理解してくれればいいです。

「貴様は有栖零治!!」

語り合ってた男共全員が一斉にこちらを向く。



それぞれ武器を持って……………

「どっから出したんだよ………」

「本当にこの学校にはまともな奴が少ない気がする………」

俺と桐谷はそんな光景に呆れつつ、俺は話を切り出した。

「悪い、そんなに敵対心持たないでくれ。今回は生徒会からの要請で協力を仰ぎにきたんだ」

「協力?」

「罠じゃないのか?」

「なんでもいいからコイツ潰そうぜ」

「俺、今日のために鎌持ってきたんだ」

「俺は鎖鎌。これなら逃げられないだろ」

「「「「「あったま良いー!!」」」」」

「いや、頭すっからかんだろ」

俺のツッコミもあいつらに届かない。
奴らはそれぞれ自分の武器を持ってゆっくり近づいてくる。
人数はざっと20人弱。

また増えてるな………

「ちょっと待て、聞けって!!総選挙の話で、あんまり勝手な事をやりすぎるなって言いに来ただけなんだから!!だから武器しまって!?うおっ!!駄目だ、逃げるぞ桐谷!!」

斬りかかってきたのを躱し桐谷に声をかけた。

「ああっ!!」

バットを持って近づいてきた男に回し蹴りをかましながら返事をする桐谷。
吹っ飛んだ男のおかげで奴らが巻き込まれてる。

「今だ、行くぞ!!」

俺達二人はなんとか逃げきったのであった……………




「で、どうだったの?」

「微妙。ていうか、釘を指しても好き放題しそうだけどな」

生徒会室に逃げ込んだ俺達はお茶を飲みながら報告していた。

「ちっ、使えないわね…………」

「最近俺の使い方が荒くないか?」

「気のせいよ…………仕方ないからSBS団はスルーするわ
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