暁 〜小説投稿サイト〜
selector KAMENRIDE WIXOSS
第2部『計画打倒編』
第17話『紅林姉弟の一日』
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「ゴメン香月、待たせちゃって!」
サンシャインシティのバス停でバスから降りた遊月は双子の弟である香月の待っている場所に向かう。
「大丈夫だよ遊月。それに、僕達はこうでもしないと恋人同士で居られないし。」
そう、この姉弟は姉弟同士で恋人関係にある。世間では彼女達を否定する声しか無い。それは仕方の無い話である。何せ、神代の時代とかなら気にもならない話だが、この現代の日本において彼女達は禁忌であるのだから。
「遊月、まずはやっぱり定番なっちゃうけど、水族館から行こうか?」
「そうだね、香月。」
二人は行き先を決め、歩き出す。
雅がこの世界から去り、幾つもの出来事が変化した。るう子達の強化アイテムは、繭から譲り受けたことに変わった。他にも、マーベラス達との出会いが無くなり、ソーサラーの一度目の敗北は鎧武の活躍による結果に変わった。そして、ウリス達はあれから雲隠れをしてしまう。
「ところで遊月、ウリス達の事は大丈夫なの?」
「うん。あれからウリス達は現れないし、また現れるまでは私生活に戻ろうって決まったの。」
「それは良かった。遊月、信号が変わったよ。早く行こう!」
香月は遊月の手を引き、信号を渡る。
「ありがとう、香月。こうしていると、恋人同士になったって実感が湧くね。華代さんには感謝しないと。」
「よしてくれよ遊月。僕、あの頃は本当に華代さんの事を遊月と勘違いしていたんだから。」
「そういう意味じゃなくて、あの時願いを叶える為にセレクターバトルとして良かったって話。さあ、行こう香月。」
二人はサンシャイン水族館に入場する。
「早い段階で来て助かったね。まだ順番待ちが無いね。」
「当たり前だよ遊月。とりあえず、入ろうか。」
二人は入場料を払おうとする。
「いいよ遊月。今日は僕に払わせて。」
「いいの?」
「だって僕達恋人同士だろ?なら僕に払わせてよ。格好がつかないだろ。」
「ホント!?ゴメン香月!」
「いいよ、その方が遊月らしい。」
香月は大人料金の入場料を二人分支払い、二人で入場した。
「それにしても、こんな近くに水族館が出来て良かったね香月。」
「そうだね、遊月。あ、エレベーターが降りて来たみたい。行くよ。」
「うん。」
二人はエレベーターに乗り、移動する。
「着いたよ。」
「それじゃ、行くか。」
二人はエレベーターを降りて真っ直ぐ進む。
「あ!あの海月面白い!」
「遊月、遊月は女の子なんだからそういう変な方に興味を示さない!」
「変じゃ無いよ!海月ってフワフワしていて可愛いじゃん!」
「普通女の子は熱帯魚とかを見てそう言うよ。」
「何それ!そう言う香月にはこうだ!」
遊月は香月の髪をワシャワシャする。
「ほら!これで香月の髪も海月みたい!」
「ちょっと!ヒドいよ遊月ぃ!」
香月はそ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ