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ロックマンゼロ〜救世主達〜
第45話 これからのこと
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に利用されてたなんて……」

「Dr.バイル……あなたはまた、百年前の戦争を…妖精戦争の悲劇を繰り返すつもりなのか…」

「エックス、私達はバイルの行方を追ってみるよ。」

「お前の力を貸してくれ」

バイルの行方を探すにはこの世界とサイバー空間を行き来出来るエックスの協力が不可欠であり、エックスもそれが分かっているからこそ、二人の言葉に頷いた。

「分かった……僕も彼の居場所を探そう……。ところで二人共……オメガの事なんだが……………」

何故か黙り込んでしまったエックスにゼロとルインは疑問符を浮かべた。

「何だ……?」

「オメガが何?どうしたのエックス?急に黙っちゃって?」

「いや……その時になったら、改めて言うよ……。大事なのは、体ではなく心なのだと……」

「体?心?どういうこと?」

意味深なエックスの言葉に疑問符を浮かべるルイン。

「ルイン、ゼロのことを頼んだよ」

「え?うん。任せてよエックス」

エックスは人型から球体の状態になると、この場を去った。

「心……だと?………」

先程のエックスの発言が何故か引っ掛かる。

一体エックスは何が言いたかったのだろうか?

「良く分からないけど、とにかくレジスタンスベースに戻ろうよ。オペレーター、ミッション終了しました。転送をお願い」

『了解、転送します』

二人は転送の光に包まれ、レジスタンスベースに転送された。

「転送終了まで…2…1…転送!!」

ゼロとルインが司令室のトランスサーバーに出現した。

「お疲れ様でした」

ゼロとルインがトランスサーバーから出ると、シエルが駆け寄ってくる。

「とうとう、Dr.バイルが……ネオ・アルカディアの支配者になってしまったわね………」

「うん…私達もコピーエックスもバイルの掌の上で踊らされてたんだ。滅茶苦茶ムカついたけどね」

「何も知らされていない人間達…いや…何も知ろうとしない人間達…か。」

「食べ物にも、住む場所にも不自由しない生活……。人々は、段々…自分の頭で考えようとしなくなった。」

慣れてしまったのだろう。

他者からの施しを受ける日々に、だからこそネオ・アルカディアの統治者がコピーエックスからバイルになろうと市民はあっさりと受け入れてしまう。

「それだけコピーエックスの政策が極端過ぎたんだよ。コピーエックスの極端な人間優位の政策がネオ・アルカディア本来の在り方を歪ませて、人間達を堕落させてしまったんだよ……」

今の人間達はどこからどう見ても善人には見えないバイルですら簡単に受け入れてしまう程に堕落している。

「でも…中には、前にルインが言っていたように何とかしたいと思っている人がいるかも
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