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おぢばにおかえり
第二十一話 授業中その三
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 にこにことされながらのお話です。
「流石に授業中は食べないけれどね」
「それはね。もうね」
「授業中に食べるのは」
 私は戸惑いながらも御二人に言いました。
「やっぱり。駄目ですよ」
「わかってるけれどね。ついつい」
「智子なんかバナナ食べてたわよね」
「お腹空いたから」
 これも本当のことでした。立派な方なんですけれど。
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