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ガンダムビルドファイターズトライ 〜高みを目指す流星群〜
プロローグ
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のが1番ではあるけど、ガンプラバトルをするだけなら店で買って作ったのでもいいしな。最近新しいガンプラ買ってないし、ガンプラを見て回るって意味でも今日は愛機は置いとくか。
 そう考えた俺は、財布やケータイといった最低限のものだけ持って家を出る。親は仕事で海外に行ってしまっているので戸締りは忘れない。

「……3年か」

 長いようで短く、短いようで長い時間だ。
 そのように思えるのは3年前の街並みと今目に映っている街並みに多少なりとも変化があるからだろう。例えば今向かっている街一番の商店街。そこには3年前にはなかったデパートが立っている。しかもそのデパートはファイターやビルダーのためにガンプラ売り場や制作場所、ガンプラバトルに力を入れてくれている。
 ちなみにファイターというのはガンプラバトルを行う人間のことであり、ビルダーというのはガンプラを作る人間のことだ。基本的にファイターは自分でガンプラを作るのでビルダーも兼ねていると言える。

「予想通り繁盛しているな」

 ガンダム区画とも言えそうなフロアには小学生から年配の方まで様々な年代の姿が確認できる。どのMSがカッコいいだの、このガンプラにこれを組み合わせたら……などと言っている姿はヨーロッパで見てきた光景と変わらない。

「さてと……」

 まずはガンプラでも見て回るか。
 このデパートは本当に品ぞろえが良い。初代やZ、ZZといいた宇宙世紀はもちろんのこと、最新作でもある鉄血のオルフェンズのガンプラも揃えている。ここにないシリーズはないと言ってもいいし、ガンプラ好きならここだけで1日潰せるだろう。
 それだけにどのシリーズから見ていくか非常に迷う。ガンダムという作品はそれぞれに魅力があるだけに目移りしやすいのだ。優柔不断なだけだと言われるかもしれないが、知識はガンプラバトルにおいて武器のひとつになる。ガンプラバトルに熱中している者なら迷うのが当然のはずだ。
 などと考えたもののやはり俺も人間だ。嫌いなシリーズはなくても好きなシリーズは存在しているし、好きなMSの傾向はある。それに昔からガンプラに関わる生活をしていたのだ。真っ先にチェックするのは最近出たガンプラになるのは仕方がないだろう。

「オルフェンズのガンプラはまだ数は少ないが……使ってくるファイターは居るだろうな」

 本格的なガンプラバトルで使うことはないだろうが、機体の特性や武装を知っておくのは必要だ。基本的に素組みで使ってくるファイターはいないとは思うが、ベースが分かっていれば対応できる部分も出てくるのだから。
 オルフェンズのガンプラを中心に見ながらリメイクされた過去の作品のガンプラを確認していく。性能面が大きく変わっているわけではないリメイクガンプラまで確認してし
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