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夢のような物語に全俺が泣いた
リリルカ・アーデの思想
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やがて観客を騒がせ、この戦争遊戯を見ている神でさえも沸き上がる興奮を押さえられないようだった。

「だぁあ!面倒くせぇ!」

「ユウジ、終わった!」

青い服装の人がその場へ現れ、何かを伝えているのが分かる。
そしてユウジと呼ばれた人がニヤリと笑ったかと思うと―――

「ゴッド・ハンド―――」

拳を脇に抱えたかと思うと、その上空に青く輝く物々しい拳が出現して、

「クラッシャァァァァ!」

ソーマ・ファミリアの人員ごと、城を破壊した。

「何なんですか…あの人達は…」

「あはは、凄いでしょ?」

「――え?」

私の言葉に同意した声が聞こえ、振り替えると綺麗な女性が立っていて、リリに笑顔を向けていました。

「君がリリルカちゃんであってるかな?
私はなのは。高…じゃなくて、ナノハ・タカマチだよ」

「えっと…」

また、ソーマ・ファミリアだろうか?
でも、あのファミリアにこんなキレイな人が居ただろうか?

「ああ、混乱しちゃうよね?
私はラドクリフファミリアのメンバーで、あの人たちの仲間。
もうすぐでここは大変なことになっちゃうから、私と一緒にホームに来てほしいんだけど良いかな?」

大変なこととはどういうことなんでしょう?
ともあれ、この人は信用出来るのだろうか?

「うわぁぁあ!?」
「何やってんだアイツ!」
「神殺しだ!逃げろ!」

急に慌ただしくなった会場にはっとなる。
神殺しとは、いったい――

「ふぅ。清掃完了」

「俺がガネーシャだ!貴様、何をしたかわかっているのか!」

見ればあの人の足元には、上半身と下半身が別れた神ソーマだったものが転がっていた。

「何をいっている?俺は罪人を断罪しただけに過ぎないんだが?」

「何が罪人だ!人が神を殺すなど…」

「あってはならないとでも?ふざけるなよガネーシャ。
過去、ふざけたことをやらかして殺された奴は多くいる。
当然の結果だと言えるその行いは、今回のことでも適応されるだろう」

「ソーマが何をしたっちゅーねん!?もうアイツの酒が飲まれへんやないか!」

「流石にやり過ぎと言うものだろう。君には世話になってきたが、こんかいばかりは助力できん」

次々に神々が集まり、あの人を取り囲む。
まさか神の力を解放してしまうのだろうか?

「誰がソーマを殺したんだ?」

「とぼけるつもりか!この会場にいた我々神やその子供たちが見ていたんだ!」

「せや!あんま調子乗っとるならいてかましたるぞコラァ!」

「とぼけるも何も…」

一旦区切り、したいの方へ指を指すユウジ。

「アレがソーマなのか?」

「…は?」

「……誰だこの男は」

え?
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