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第2部『計画打倒編』
第16話『肥える邪念』
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レストランの外でマーベラス達はガレオンに乗る。
「あばよ!俺達の大切なダチ達!」
ゴーカイジャーは、ガレオンに乗って宇宙の外に出て行った。
その夜、るう子はディロード眼魂を連れて帰る。
「雅さんは、マーベラスさん達とのお別れは寂しく無いんですか?」
『辛く無いと言えば嘘になる。だが、それが僕の在り方だと考えてからは、考える事すらなかったから、新鮮だったよ。ありがとな、るう子。』
「雅さん。るうの方こそ、雅さんには感謝してもしきれませんよ。」
『おいおい、よしてくれよ。それより、そろそろ寝ないと。』
「本当だ!」
時計は11時を指していた。
「ありがとう雅さん。それじゃあ、お休み!」
『ああ、いい夢を見ろよ。』
るう子は眠りに着く。
『さて、仙人。』
雅はある人物を呼び出す。
「よ、雅。久し振りだな。」
『そうだな。』
「で、本気なのか?」
『まあな。』
雅は答える。
「しっかし、お前も変な奴だよな。自分の眼魂を破壊してくれ、だなんて。」
『別に構わないさ。僕はこの世界の人間じゃ無い。なら、去る方が普通だろ。』
仙人の遣い、ユルセンが現れ、雅に難癖つけるが雅はスルーした。
「ホンット、タケルにしてもお前にしても仮面ライダーって何考えているか解らないなぁ!」
『僕が変わっているだけだ。それより仙人、るう子が目を覚ます前に、早く頼む。』
「ああ、解ったぜ。さらばだ、装填の守護者!」
仙人がそう言うと、ディロード眼魂は小さな火花を出して砕け散り、消滅した。
『これで、良かったんだ。』
雅はそう言い残し、この世界から消滅して行った。
「さて、俺達も帰るか。」
「そーだな。」
雅の消滅を確認し、仙人とユルセンも立ち去って行った。
to be continued
次回予告
ウリスの脅威も落ち着き、セレクター達は平和な一日を過ごす。これは、ある恋人達の話。次回『紅林姉弟の一日』
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