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ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐
第3章 黄昏のノクターン  2022/12
33話 漆黒の猛禽
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コルネリオは芝居掛かった口振りで、口許を覆いながら嘆いてみせるものの、俺には見えてしまった。
 獲物に魅入られた獣のような、それでいて無機質で冷酷な、底冷えのする笑みを。SAOの感情表現技術に怖気(おぞけ)を感じずにはいられない瞬間だった。
 加えて、彼が続けて口にした決定的なセリフは、脅しを匂わせる発言でヒビが刻まれていたものの、ここに至るまでに抱いたコルネリオの印象を崩壊させてしまうほどのものがあった。呟くような声量で放たれた言葉は周囲の騒めきに溶け込んでしまいそうなものであったが、俺の耳は逃すことなく聞き取ったのである。


「………さあ、楽しいパーティーの始まりだ」
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