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第2部『計画打倒編』
第13話『壮絶!二人の覚悟』
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移動するキャッスルドランの内部で、雅は懐に入れておいた古ぼけた写真を取り出す。
「みんな、また僕に力を貸して欲しい。」
小声で雅は呟く。
「オヤジさん、その写真は?」
写真を眺めている雅に、遊月は単刀直入な質問をした。
「ああ、これか?見たいか?」
「はい!」
「そうか。見て面白味のあるものじゃ無いが、ほい。」
雅は、るう子達に持っていた写真を渡した。
「これって!?」
るう子達は驚く。
「ああ。それは今から23年前、僕の結婚式を挙げた時の写真だ。義母さんが、これくらいの写真は持っておいて損は無いって言って始さん、カリスに撮らせたものだ。」
雅の写真には、雅の左隣に金髪でロングヘアーのウエディングドレスを着た女性が、そして二人を囲うように四人の男女が映っていた。
「雅さん、二人の周りにいる人達は?」
「ああ、こいつ等は22年前、僕がまだ仮面ライダーとして戦っていた時のチームのメンバーで、妻もその一人だ。」
「っていう事は、オヤジさんって職場結婚みたいなやつですか?」
「いや、僕の場合は見合い婚だ。ただ、職場の知り合いに見合いの一つでもしたらどうだと言われてな、その時はお互いにサプライズでビックリさせられたよ。」
「でも、何でさっきこの写真を見ていたのですか?」
「理由を言おう。僕の、仮面ライダーディロードの力は人々との絆と希望の力が原動力となって、真の力を発揮するんだ。ただ、僕一人でそれが出来るか不安だっただけだ。」
「大丈夫です。るう達が居ます。雅さんは、一人じゃありませんし、みんなで絆と希望を託せば、雅さんはもっと強くなります!」
「そうか。ありがとうな、るう子。」
「こっちこそ、雅さんのおかげで決心がつきました。私、タマと戦います。」
「そうか。ならタマはるう子に任せよう。僕がウリスと戦う。みんなには、人々の避難とダークライダーの駆除を任せたい。」
「オッケー!任せて!」
キャッスルドランはるう子達を運び、その日1日は終わる。
翌日、るう子は再び東京タワーに向かう。
「オヤジさん、それって!?」
「ああ、チェイサー用のマッハドライバーだ。」
「凄い。一体いくつのベルトを持っているんですか?」
「前に使った物にこのマッハドライバー、それから、ユキに渡すこの変身鬼弦 音伽を含めると大体8つくらいだと思う。さて、入るぞ。」
雅の声を聞き、るう子達は入って行く。無限モンスタープラントが破壊されている為か、怪人達は居なかった。そのため、雅に続いてるう子は階段をすんなり登り、ウリスの居る部屋に辿り着く。
「ウリス!今日は決着を付けに来た。」
「あら、そう?タマ、リメンバ、行きなさい!」
「ゥウワアアァア!」
「全く、人使いが荒いですね。行きましょう蛮野さん。」
「ああ。シグマを完成させる前に、こ
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