暁 〜小説投稿サイト〜
新オズの腹ペコタイガー
第五幕その五

[8]前話 [2]次話
 そして最後にです、トロットと腹ペコタイガーのところにです。
 モジャボロが来てです、笑顔で言ってきました。
「今回の冒険はね」
「ええ、モジャボロさんがね」
「同行してくれるんだね」
「そうさせてもらうよ」
 その長いお髭の顔で言うのでした。
「宜しくね」
「はい、こちらこそ」
「お願いするよ」
 これが二人の返事でした。
 そして最後にです、恵梨香がです。
 トロットにです、こう言いました。
「私も」
「ええ、恵梨香もね」
「はい、お願いしていいですか?」
「勿論よ。私達のパーティーも決まったわね」
「メンバーが」
「そうですね、これで」
「五つのパーティー全部が決まったわね」
 にこりとして言うトロットでした。
「じゃあ早速出発ね」
「いつもはまとまって行くんだけれど」
 腹ペコタイガーはオズの国の冒険の話をしました。
「今回は違うね」
「ええ、パーティーごとに分かれてだから」
「特殊な冒険ね」
「そうなるね、こうした冒険も面白そうだね」
「ええ、じゃあ早速出発ね」
「そうしようと思っていたけれど」
 ここで、です。オズマが皆に言いました。
「もうお昼の時間だから」
「だからですね」
「お昼御飯を食べましょう」
 こう言ったのでした。
「それから出発しましょう」
「そうですか、それじゃあ」
 恵梨香がオズマに応えました。
「今からお昼御飯ですね」
「そうしましょう、さて何を食べようかしら」
「お外ですから」
 外だからだとです、恵梨香が出したメニューはといいますと。
「お握りどうですか?」
「出たね、恵梨香の大好物」
「お握りだね」
「恵梨香ってまずお握りなんだよね」
「特にお外だと一日一回ね」
 ジョージ達四人は恵梨香の今の言葉を聞いて応えました。
「まずはお握りだね」
「それを食べるんだね」
「おかずは色々あるけれど」
「それは絶対よね」
「だって美味しいから」 
 これが恵梨香の返事です。
「お握りはね」
「丸いか三角系のよね」
 トロットも応えます。
「それで海苔を巻いた」
「はい、御飯のままでもいいですけれど」
「恵梨香は本当にお握りが好きね」
 ジョージ達が言う様にです。
「何かとね」
「確かに大好きです」
 恵梨香も否定しません、自分がお握りが大好きだということを。
「これがあればっていう位」
「冒険の時もよく食べていて」
「それでお外ですから」
「だからなのね」
「今もと思ったんですが」
「サンドイッチよりもなのね」
「サンドッチも好きです」
 恵梨香にしてもです、ですがそれでもなのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ