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紅と黄金
落とされし、赤き少年〈ハジマリ〉
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「起きているか?」
「…誰?」

音が聞こえる。真っ黒い空間にポツンと俺は立たされた。呼びかける声は聞こえるが、俺一人黒い世界でポツンと取り残されていた。
「神と名乗っておこう。君は自分が一体どういう状況か全く把握してないそうだな」
「俺だって…冷静で落ち着かせようとしている」

少なくとも俺の返事は何者かは分からないが聞こえている。それが唯一の助けだが、突然なことにどうなっているのかよく分からない。理解不能な状況でならなかった。
そもそも目の前にいるのが神だなんてそんな、仮想なことがあり得ない。
けど、現実に今ここで起こっている。
「お前は死んだってことを自覚しているのか?分かってないようだが。死因は鉄骨による頭の骨が粉砕され大量出血にて死亡した。これで少しは分かったか?」



その言葉に少しずつ思い出した。
工事場所の近くで携帯を見ながら歩いている途中で日陰がなんでここだけなのかと気になって頭上を見たら目の前に鉄骨が落ちてきて死んだ。

「え?」


俺は呆気なかった。痛いという感触もなく、一瞬にして死んじまったんだな。不慮な事故で死んでしまい、ここに呼ばれたって考えたほうが自然なのか。
複雑な気持ちだ。
「さて、ここからが本題だ。お前が転生される場所ははクロスアンジュの世界だ。」
「クロスアンジュ…」
その世界の名前は俺は知らない。どんな世界かは知らないかは分からないがとにかく俺はその場所で新しく生きるというのは理解した。

「あと、特典という願いを三つ叶えよう」
「…俺は特典とか興味はない」
「なんじゃあ?他の奴ならfateの特典とか、大半が欲しいとほざくのに」
特典とかよく分からない。大体、自分の状況が理解して、なおかつこの真っ黒く何もない場所に一人だけというのは正気でいられない。

「お前、ゲームとかアニメとか、ドラマの異能な力とか興味があるものとかあるか?」
「…友達から貰ったGジェネでよく遊んでた」
「あっちの世界には機体がある…丁度いい。オススメとしてワシからの良心としてこれをやろう」

神様は俺の目の前に大きなタブレットを出現させてそれを俺に見せた。

○アルケーガンダム、アルヴァアロン、リィアン
○王の財宝(主に食料、武器倉庫とか、宝具はない)

まさか、オススメとしてこんな大量にもらった。ガンダムOOの敵機体だがそれでも優秀な方だ。アルヴァトーレとかラスボスで出ていたし、アルケーだって十分強いと思う。でも、
「この空間を変えてもらってよろしいでしょうか?あとそれと機体の操作をするならこの場所で修行させてもよろしいでしょうか?」
神は了解し、黒い背景からダブルオーの世界に似た場所を作り出したが、人一人もいない。
「ここは…軍人
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