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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter24
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合い窓に近づいて窓の外へと投げ飛ばす。

「この!」

「うわぁ!」

飛ばしたのだが最後の抵抗かあいつは彼の弟の腕を持ってそのまま一緒に放り出され咄嗟に彼の弟の手を握って落ちずに保っている。

「くそ…!」

「僕はいい!このまま落としてくれ!」

「なっ!お前正気か!?」

下には奴等が群がっている落ちれば最後死ぬのは確実だ。

「バカ言うな!絶対引き上げる!」

お前の兄にも頼むと言われたしな、だが引き上げるにも一番したのあいつが落ちてくれれば…

「あいつだけ落ちてくれたら…」

私は思っていたことを口に漏らす、といっても言っても何も変わるわけじゃあ

「あいつを落とせばいいのね」

不意に漏らした言葉に返答したと思ったら私の横の窓から体を乗り出して素早く放ち、放ったものは一番したのあいつの肩に刺さった。

「っ!!」

痛みから手の力が緩みあいつは彼の弟のつかんでいた手を誤ってはずれ下へと落ちていった。

「くそ!く、くるな…くるな!下等生物!俺は…俺は…」


「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?!?!?!?!?!?!!!!!」

大声の断末魔が響きあいつは奴等の群れの中に貪られながら消えていった。

「せーの!」

奴等の貪りが続くなか私はなんとか彼の弟を引き上げることに成功して気を緩めたからか疲れが一気に出てくる。

「助けてくれて…ありがとうございます」

「別にいいって…」

彼を助けることができたのも束の間先程援護をしてくれたりーさんがあろうことか彼にまで弓を向けていた。

「りーさん!?」

「この人も管理局の人間なんでしょ?だったらゆうくんの敵だから!」

管理局の人間を目の前にしたことから彼を殺そうと弦を引いていく。

そんななか私は咄嗟に彼の前にたった。

「待ってくれ!りーさん!こいつは敵じゃない!私や由紀達を助けてくれたんだ」

「若狭さん、雄也くんは復讐なんて望んでないよ、だって雄也くんだよ、若狭さんが一番よく知ってるはずだよ」

「私は…私は…」

弓を下ろしその場でへたりこむ。

「うっ!…ジュ…ド」

「っ!!兄さん!!」

掠れた兄の声に彼は反応して兄のそばに駆け寄る。

「だめ、出血が止まらない」

すぐ横で看病していた音姉とめぐねえは止まらない出血を見て打つ手がない状況だった。

「今止血するから!」

そういうと雄也が使っていた物と同じ陣が現れて両手をその人に当てるがその人は首を横を振りそれを拒んだ。

「今…回復…魔法を…使っても…もう……手遅れ…」


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