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『殺し、失い、得たもの。』
『得たもの』

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『せやな、零、今此処に在る関係に限っては、ごっつ恵まれてるやんな...せやから尚更怖いんかもしれん...』

『何があっても深く繋がっとる!変わらん!ワシが保証したる!』

『舞も!絶対絶対何があっても味方やし!!』

『桜も!決まっとるやん!!』

桜は、舞と組長を見る。
組長が言う。

『可愛い娘が、こんな良い友達に巡り逢えてて父は嬉しいぞ!零!!』

半笑いで子芝居風。
皆、我慢したあげく堪えきれず爆笑。

零が言う。

『蓮と良く話してたんやけどな、失うものって何ひとつ無かった筈なんよ。何ひとつ。大切なもんやか無かった。失って困るほどのモンやか、何ひとつ...』

桜が言う。

『でも実際は失いたくない大切なものは残酷なほど在るよね』

舞が言う。

『舞は、今の関係が、すごくすごく大切やし、失ったら生きていけんっ!!ホンマそんくらい大切っ!!』

いつの間にか皆が泣いてた。
組長は、泣き真似しながら言う。

『うっうっうっ...ワシも...オマエがおらな生きていけんっ!うっうっうっ...』

組長の子芝居が邪魔する。
皆が泣きながら笑ってグシャグシャな顔を見合わせて、更に笑った。



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