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不眠症
1部分:第一章
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みがあるのか?」
「実はない」
 それもないというのだ。
「だから不眠症になるのがわからないのだ」
「何が何かわからないのか」
「そうなんだな」
「そうなのだ。何故拙者が不眠症になる」
 自分の席で腕を組んで考えてだ。困った顔になる。

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