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東方怪物録
1章 幻想郷巡り
ここはどこ?
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時「ここは...?」
目が覚めると、俺は森の中にいた。あれ?何で森の中にいるんだ!?待て!落ち着け!こんな時は素数を数えればいい!1.3.5.7.11.13.....よし。落ち着いた。まずは状況を整理しよう。
遅刻しそうになって急いで家を出る
?
自転車をぶっ放す
?
バナナの皮で滑る
?
謎のスキマに落ちる
?
気を失う
?
目が覚めると森の中
?
今ここ
うわぁ...バナナの皮で滑るとか...黒歴史の殿堂入り確定だな....。
でも、何でこんな所にいるのかは何となく分かったような気がする。多分あの謎のスキマに落ちた事でこんな森の中にいるんだ!あのスキマの正体を掴めれば帰れると思う!よし!その前にこの森から出よう!

少年探索中...

あれから30分。成果を一言で言おう。
時「出れませんでした。」
なんでこんなに森が広いんだよ!軽く50?は超えているぞ!?
時「はぁ...疲れた...。お、川がある。彼処で一休みしよう。」
運良く川があったので、川水を飲む。30分近く歩き続けた体に水が染み渡り、癒していく。
時「うまい!よし、もう一口!」
また一口、川水を飲もうとしたその時、

ガサッ「!!」

背後で何かが動いた。それは狸や狐とかとは違う。ましてや熊や猪とも違う。そんなものよりずっと恐ろしい。身体が震える。産まれて初めてヘビに睨まれたカエルの気持ちを味わったような気がする。恐る恐る振り返ってみると....
下半身は蜘蛛。
腕はカマキリ。
胴体は人間だが、
頭が蛇の、
化け物がいた。
時「うっ、うわぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!」
俺は全速力で走り出した。
時「なんなんだ!あいつは!化け物だ!」
化け物は何本もある脚を器用に動かし、俺よりも数段と速い速度で迫って来た。
化け物「キシャァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!!
化け物は長い鎌のような腕を振り回し俺を殺そうとしてくる!これに当たったら身体と魂が刈り取られる!
それを躱そうと夢中で走ったが、
ガッ
時「!?」
木の幹に脚を引っ掛けてしまい、転んでしまった。転んだ先には化け物の鎌が迫っていた。
「殺される!?」
化け物の鎌が目の前に迫った瞬間、背中と尻に激痛が走り、気を失ってしまった。
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???「ふふふ。大スクープ頂きました!明日の新聞は売れそうです!」
明日の新聞のネタをゲットし、意気揚々と山へ帰っているその時!
「ガアァァァァァァァァッッッッッ
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