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第2部『計画打倒編』
第2話『仮面ライダーを知る男』
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「はじめまして、僕は凪風雅。かつて仮面ライダーとして、数多くの世界を救ってきた者だ。まぁ、椅子は用意しておいたから、座ってくれ。」
雅という男性はるう子達を座らせる。
「貴方にまず聞きたいわ。仮面ライダーに、雅という変身者はいないわ。貴方の正体は一体何?」
ユキは当たり前で、みんなが疑問に思っていたことを質問する。
「まったく、今の子供はせっかちだな。僕はこれから、順を追って説明しようとしていたのに。」
「そう、それなら悪かったわ。」
「謝ってくれてありがとう。では話そう。ある一人の、神と呼ぶに相応しい漫画家と、その漫画家が生み出したヒーローの話を。」
雅は、るう子達に語り始める。
「昔、ある若い漫画家が一人いた。その漫画家は、漫画から文章を省く事によって、巻頭から読んでも巻末から読んでも物語が通じてしまう。そんな作品を生み出してしまうほどの天才であった。そんな彼の所にある日、ヒーローを題材にした連続ドラマを作りたいという企画がテレビ局からやって来た。彼は当然、自分の作品がドラマとして放送されるなら、と喜んで協力した。彼がまず考えついたのは戦うという炎のような十字架を背負った戦士、クロスファイヤーを作りだした。しかし、この設定で放送するには、あまりにも重すぎるといった理由から却下されてしまった。次に彼は人間の持つ人体の無限の可能性を信じて骸骨の戦士、スカルマンを描き、この時に悪によって改造されたが脱走したヒーローという設定も作られた。しかし、スカルマンというキャラクターは既にその漫画家が短編コミックとして公表していたため却下になった。そして、彼は大自然の代表である昆虫に目を向け、中でも飛蝗の跳躍力に目を向け、飛蝗の戦士、ホッパーキングを描き企画に発表。この段階ではテレビ局も良い顔を示さなかったが、彼はその後50にも及ぶヒーローを作り、自分の子供に選ばせ、ホッパーキングが選ばれた。その後ホッパーキングは様々な脚色を施され、今ではこの日本を代表するヒーローの第1号となった。ここまでくれば、そのヒーローが誰か解るはずだ。」
「それが、、、仮面ライダー?」
るう子は質問する。
「そうだ。仮面ライダーはその漫画家、石ノ森先生が亡くなった後もこうして15年も続いている。人々に、正義とは何か、希望とは何かを伝えている。」
雅が説明していると、
「でも、それは仮面ライダーの説明であって、貴方自身の説明では無いわ。」
ユキが横槍を入れる。
「まあ待て。ここまで話さないと、僕が存在できる理由を話せない。さて、ユキさんが催促しているから、そろそろ僕の説明をしよう。こうして、仮面ライダーは子供だけでなく世界中の大人にまで知れ渡った。そして、今のこの世の中にインターネットが広まったことによって、二次創作の小説投稿も出来た。僕の存在は元々、その仮面ライダー
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