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101番目の舶ィ語
第十七話。再戦の刻
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俺はお前さ、遠山金次。
『G』の血族ならこのくらい、一度みりゃ、簡単に出来る!」

そうなのか?
出来んのか?
確かにジーサードの言う通り、遠山(うち)の家系は全員ほぼ人間離れしている奴らしかいないが。
遠山の血を引く奴なら出来ても不思議では……イヤイヤ。
やっぱりおかしいからな!
見取り稽古を簡単に出来る人間がいてたまるか!

「さて、あの日の決着を付けようぜ、兄貴」

「はあー、本当に今日はツイてない」

朝に、赤マント。夜にはベッド下の男に、邪眼使いに、ターボ婆さんときて……よりによってお前かよ。
キンゾー。
俺の精神はもう崩壊寸前まで落ちてるぞ?
かなめもそうだが、お前には兄を敬う気持ちとかないのかよ?
だが……ま、仕方ないか。
お前にはお前の理由。サラ博士を生き返らせたい、という理由があるのだからさ。
だけど……負けて俺の物語になっても文句は言わせないぞ?
俺にも負けられない理由ができたからな。
だから……。

「いいぜ。闘ってやるよ。兄として弟に教育してやる」

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