暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルな正義の味方
始まり
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―――創造の理念を鑑定し、

 己の負担など気にしない。たとえこの身が滅ぼうとも、成し遂げなければならないことがある。

―――基本となる骨子を想定し、

 敵は自分自身。これに勝てなければ、彼女に勝つなどもっての外。

―――構成された材質を複製し、

 もう誰かが泣くのは御免だ。

―――制作に及ぶ技術を模倣し、

 だから彼の力の使い方を学んだ。自分だけの使い方も見つけた。

―――成長に至る経験に共感し、

 正直、これほどに辛いとは思っていなかった。この理想がここまで辛い道だとは思っていなかった。

―――蓄積された年月を再現し、

 だがそれでも、この理想を貫き通すと決めた。

―――あらゆる工程を凌駕し尽くし、

 それがどれだけ辛い道であっても、貫き通した男のように。

―――ここに、幻想を結び剣と成す!

 だから力を貸してほしい。オレに、貫き続ける、あきらめない力を!!!





 彼がその剣を投影するのと同時に彼女も準備を終えた。

 二つの強大な力がぶつかり合う。

「行くよ!私の全力全開!!スターライト…」

「…この光は永久に届かぬ王の宝剣…」

 お互いが同時に攻撃を発動させる。

「ブレイカー!!!!!!」

「永久に遥か黄金の剣!!!!!」

 お互いの光は余波を生み出し、衝突する。お互いの最大の攻撃。完全な状態で放たれるそれはぶつかり合い、世界を光に包む。

―――そしてこの最大の攻撃による勝者は…
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