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温度差
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3話『温度差』
〜セレクション当日〜
六角高校に集められたのは44名だった。各自にゼッケンが配られた。桜井もゼッケンを受け取りそれを胸につけてると1人の人が声かけてきた。それは、亀山だった。
亀山『やっぱ、お前もスカウトされたか。久しぶりだな桜井。』
桜井『あ〜久しぶり。』
2人は強く握手した。
しばらく2人で話してるとアナウンスが流れた。
『これより試験を始める。ここに集められたのは、44名。各自で今からチームを作ってもらう。チームとは9人チームで4チーム作って貰います。よって残った8人は脱落となります。4チーム出来た瞬間で終了とします。でわ、初めてください!』
合図と共に笛がなった。
ピーーーー!!!!
必然的に9人チームってことは野球の試合をやるってことだとみんな感じていろいろ動き始めた。もちろん桜井と亀山もそういう考えで動き始めたのであった。
そうするとみるみるうちにグループが出来始めた。
桜井『うちらも早めにしないと脱落の8人になっちまう(>人<;)』
そう思い近くに出来てたグループに声掛けた。
桜井『ね〜ね〜(o^^o)俺たちも仲間入れてよ^o^』
桜井は愛想よく明るく声掛けた。
『ん?見ない顔だな?お前…いやお前たちどこのシニアだ?』
そのグループリーダー的存在加護が言ってきた。
桜井『いや俺たちシニアじゃなくて軟式野球上がりなんだ^o^ちなみに俺が全国優勝でこいつが準優勝だが、ピッチングセンスは一級品ってスカウトに言われたし自信あるぜ!』
って、アピールしたつもりが、そいつらにはもう拒絶反応が出てた。
加護『スカウトに一級品って言われた?それは当たり前だろ。仮にもあいつらスカウトらは自分の腕に自信がある奴らだ。そんな自分がスカウトした奴にお前は才能のないボンクラだが俺の暇つぶしに今度のセレクション受けてくれないかなんていう奴居るか?馬鹿が…。』
加護が言いたいのはこのセレクションの内容はスカウト達も違う場所で見学していて、わざと落ちるとわかってるが軟式育ちのボンクラを送り込み無様に落ちていく姿を楽しんでいるっていうことを言いたかったのであった。
だが、もちろんこの2人をスカウトした青木さんはそうは思ってなかった。
むしろ、今回は革命がおきるんではないかと思っていた。
桜井『てめ〜言わしとけば…。』
亀山『おい!桜井!よしとけ…。口ではみんななんとでも言えるんだ。大丈夫。他あたろうぜ。』
亀山は怒りを抑え桜井とその場を後にした。
その後も2人は色んなグループに声をかけたがみんな軟式育ちと組む奴はいなく追い返されてた。
ついに、2人は完全に孤立状態になりいつ間にか隅っこに弾かれてた。
桜井『そんなに軟式育ちは、ダメなのかよ。でも、現に六角のエースは軟式育ちなのに…。どうしてだよ!!!!ちく
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