暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
シリルvs.三大竜
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『おおっと!!今度は妖精の尻尾(フェアリーテイル)のシリル・アデナウアーが1対3の宣言だぁ!!』

シリルの無謀にも思えるような宣言。しかし観客たちはその宣言に大いに盛り上がっていた。理由は単純、3日目の競技パートでエルザとたった2人で100体切りをした彼の実力を、しかも今度は独壇場で見れるというのだから盛り上がらないわけがない。

「1人で十分だと・・・?」
「ふざけてんのか・・・」

スティングとグラシアンは顔にシワを浮かべ、シリルの宣言に苛立ちを覚えている。

「お前に用はない。ガジルとやらせろ」

ローグも同様に怒っている様子。グラシアンがローグをバカにするのかと思われたがあまりにも頭に血が上りすぎている彼にそんなことをする余裕はない。

「俺に勝てばナツさんとガジルさんが相手してくれますよ。最も、勝てればですけど」

普段ではありえないようなシリルの挑発。これには見ている妖精の尻尾(フェアリーテイル)の面々も驚いていたが、きっとルーシィをバカにされたことに対する仕返しなのだと思い、見届けることにした。

ボワッ

再びドラゴンフォースを解放しようとする三大竜。すぐにでも戦いが始まろうとしたその瞬間、待ったがかけられる。

「ちょっと待て!!」
「「「「!?」」」」

シリルの後方から聞こえてきたその声。4人の竜は全員がそちらを向く。

「ガジル邪魔!!」
「うおっ」

シリルたちの戦いに待ったをかけたナツはケンカをしていたガジルを地下に備え付けられていたトロッコに乗せると、ブレーキを解除する。
それによりガジルを乗せたトロッコは重力に従い地下のさらに深くまで落ちていく。

「おい・・・てめぇ・・・うぷっ・・・」

ガジルはトロッコから懸命に降りようとしたが、真の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)となったことで乗り物酔いをしやすい体になってしまったため、吐き気をもようしそのまま一気に線路の上を下っていくり

「うわあああああ!!」

ガジルの悲痛の叫びがドムス・フラウに響き渡る。落ちていくガジルを確認したナツは仲間であるシリルの元へと駆け寄ってくる。

「シリル!!俺にもやらせろ!!つかむしろ俺1人で十分だ!!」
「「「何!?」」」

ナツは例によって戦わせろとシリルに詰め寄る。三大竜はシリルに続きナツまでも1人で戦うと宣言したことによりさらに苛立ちを募らせていく。

「でもナツさんケンカしてたし・・・」
「んなの関係ねぇよ!!」

どっちも譲ろうとしない妖精の尻尾(フェアリーテイル)。しばらく睨み合っていると、シリルが何かを決意したような顔をする。

(仕方ない。あれをやってみるか)

シリルは目の前にいるナツの右手を持つと、それを両手で包
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