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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第26話 談判
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かるが、落ち着け。その内来るだろ」

「……」

不安な表情でお茶を飲み干すキリトを見てカゲヤはため息を吐く。
カゲヤが新聞を読み始めようとした時、扉の奥で階段を上ってくる足音が聞こえてきた。
しかも物凄い勢いで……
キリトの時と同様に勢いよく扉が開かれる。
それと同時に何かが凄い勢いで部屋に入って来てそして、

「カゲヤく〜〜ん!!」

カゲヤに向かって飛び付いた。

「うぐっ!!」

カゲヤは飛び付いてきた人物を受け止めるも頭突きを喰らい苦痛の声を上げる。

「サ、サキ。何時も言っているだろう。急に飛び付いてくるなと」

しかし、サキは聞こえていないのか顔を上げると扉の前にいるアスナと同時に泣き出しそうな声で言った。

「「どうしよう……大変なことになっちゃった……」

















新しく淹れたお茶を飲み、ようやく落ち着いたのかアスナはぽつりぽつりと話し始めた。

「昨日、あれからグランザムのギルド本部に行ってあったことを全部団長に報告したの。それで、ギルドの活動お休みしたいって言ってその日は2人とも家に戻って……。今朝のギルド例会で承認されると思ったんだけど……」

「団長が、私たちの一時脱退を認めるには条件があるって……。キリト君とカゲヤ君と、立ち会いしたい……て……」

「な……」

キリトは一瞬理解できずに声を上げる。
カゲヤも難しい顔をして疑問を口にした。

「どうしてそんな話になったんだ?」

「それが、私たちにも解んないの……」

サキは俯いて首を振った。

「そんなことしても意味ないって一生懸命説得したんだけど……どうしても聞いてくれなくって……」

「でも、珍しいな。あの男がそんな条件出してくるなんて……」

キリトは脳裏に彼の姿を思い浮かべながら呟く。

「そうなのよ。団長は普段ギルドの活動どころかフロア攻略の作戦とかも私たちに一任して全然命令とかしないの。でも、何でか今回に限って……」

キリトは首を捻りつつもアスナに言った。

「ともかく、一度グランザムまで行くよ。俺が直接談判してみる」

「なら俺も行くか」

「カゲヤ君も行くの?キリト君に任せたら?」

サキの提案にカゲヤは首を振りながら応える。

「それでもいいんだが……キリトに任せるのは少し不安があるからな……」

「それじゃあ、みんなで行こうか」

「そうだな」

カゲヤとキリトは同時に立つと55層にあるギルド《血盟騎士団》の本部に向かった。


















「ここか……」

「うん……」

長い螺旋階段を昇っていくと無表情な
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