暁 〜小説投稿サイト〜
宴のゲスト
1部分:第一章
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いうかな」
「っていうか?」
「最近犬とか猫ばっかりだろ?」
 エドガーはラム酒を乱暴にあおりながら言うのだった。
「飽きたぜ。もうな」
「そうだな」
 ジャックもそれに同意して頷くのだった。
「今日はやっぱりあれだよ」
「人間ってわけだよね」
「それも派手にやりたいな」
 何でもないといった口調だった。
「派手にな。もうぶっ壊す位にな」
「ああ、それいいな」
 エリスのマリファナを拝借してそれを吸いながら応えるチャーリーだった。
「最近ストレスも溜まってるしな」
「だからさ。どうだ?」
 ジャックはあらためて仲間達に提案した。
「今日は人間でな」
「人間でかよ」
「俺もそれがいいって感じなんだよ」
 あくまでその場での感じというもので語るのだった。彼もまたマリファナを吸いその気分を向上させていた。そうしてそのうえで言うのだった。
「今日はな」
「じゃあそうするか?」
「そうね」
 エドガーとエリスはそれで納得した。
「それであんたはどうするの?」
「俺か?」
「そうよ。どうするの?」
 エリスが最後の一人であるチャーリーに尋ねた。彼もラム酒とマリファナでもう正気を失っていた。最初から正気があったかどうかは疑問だが。
「あんたはさ」
「俺か。まあそれでいいな」
「いいんだな」
「ああ、楽しくやろうぜ」
 こうジャックにも答えるのだった。
「楽しくな」
「よし、これで決まりな」
「ええ」
 エドガーとエリスがここで頷き合う。

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