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機動戦士ガンダム0091宇宙の念
宇宙編
グラフィー占領編
第5話 闇の猟犬

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「くっ、敵の増援か…」
突如として現れた金色のMS。
「撤退するぞ!」
まるで言うのを待っていたかのように、他の二機も揃って後退をし始めた。
「おい、待てよ!」
自機を敵機への追撃に移そうとするフラン。
しかし
「待て、フラン!」
それを止めたのはスタフィだった。
「もうすぐリミットの30分だ、撤退だ」
言ってみて気づいた時間の経過に自分でも驚く。
「ちっ、わかったよ。覚えとけ!一つ目共??」

ーグワンバン級戦艦ー

「なるほどな…奴ら、新型のテスト中だったと。それもガンダムタイプの。」
「ええ、しかし彼、シャドウハウンド隊のメイソン少佐の支援なければやられていたかもしれません。」
「挨拶が遅れました、艦長。」
金髪で短めの髪を流しながら現れたのは先ほどザクIIIで支援をしてくれたメイソン・ローレンツ少佐だ。
「今、我々アクシズ艦隊が物資の搬入を行っているところです。今次より我々シャドウハウンド、および以下アクシズ艦隊はグラフィー軍に編入となります。」


「おいおい聞いたか?」
「ああ、あのシャドウハウンドが…」
艦内の様々なところで話題になっていた。
「あ、フーバー!」
またこの声だ…
「生きててくれた!」
「当たり前だよ、それよりなんの用だ?」
「艦長が呼んでる、なんでも大事な話とか…」
「わかった、ありがと。」

「お呼びでしょうか。」
「ああ、マリー中尉が戦死した。」
「はい、知っています、あの爆発では助からないと…」
わかっていたが、辛い。
「うむ、そこで少尉を、第五隊の隊長に任命する」
?隊長?第五隊?
「今回アクシズ艦隊の合流に合わせ、部隊を再編した。第五隊を結成して、隊長を少尉に努めて欲しいのだ。」
俺が、隊長?
「私には…ほかに適任者がいると…」
「これは艦長命令だ。大尉の推薦でもある。」
「大尉の?…」
僕にできるだろうか、隊長が。
「なに、重く考えることはないさ。君には何か、特別な力を感じる。大丈夫だ。」
威厳のある艦長のその言葉はとても緊張するが、同時に少し嬉しい。
「はっ!」
「新型の搬入は終わっている。少尉専用の機体も見るがいい。」
聞きなれない言葉に対し思わず聞き返してしまった。
「俺の専用機?」
「ああ、といっても少尉が使いこなすことができれば、だがな」
「はっ!やってみせます!」

MSデッキに向かって身を運んだ。
次アイラに会ったら、飯でも誘ってやるか。

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