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MS Operative Theory
MS戦術解説
オールレンジ攻撃A
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??オールレンジ攻撃のバリエーション??

 オールレンジ攻撃の基本は、目標の周囲、特に側面や背面などに複数の攻撃端末を配置し、同時または連続して攻撃を行うというものである。全天周囲モニターを持つMSでも、パイロットの視野は180度程しかないため、側面や背面は死角になりやすい。また、戦闘時には母機であるMSやMAのほうを注視するため、攻撃端末を発見することは困難となる。攻撃端末が極めて小型かつ高速で移動するために、よほどの近距離で無い限り警戒装置による警告が表示されない点も、オールレンジ攻撃の利点の一つである。しかし、攻撃端末で目標を包囲すればいいというわけではなく、期待によって攻撃端末の搭載数やコントロール可能な距離が異なるほか、目標の種類や数、お互いの距離や時期の状況などによって、取るべき行動や戦法が変化する。これには、

@視認不可能なほどの遠方に居る目標近くに、攻撃端末を送り込む「狙撃(遠距離射撃)」

A通常のMS戦と同程度の交戦距離で目標の周囲に端末を配置する「包囲」

B目標に攻撃端末へのリアクションを行わせた隙に、本体から攻撃を行う「フェイント」

の3種に大別できる。下では、それぞれの特性やシークエンス、実例を挙げて紹介する。


??長距離ビーム砲をも上回る、精密な「狙撃」??

 オールレンジ攻撃で行う「狙撃」とは、MS用の狙撃用兵装を上回る長距離から、攻撃端末を目標付近に展開し攻撃する方法を指す。母機を死人できない距離から、攻撃端末が射出されるので、端末の付近を気付かせずに不意打ちに近い形での攻撃が可能となる。ただし、敵機との距離が離れすぎているため、無線式のサイコミュでしか実行できず、サイコミュの操縦者にも大きな負担が掛かるため、連続しての攻撃は難しいことも問題とされる。

@攻撃端末射出

 目標をサイコミュ兵器の有効範囲(コントロール限界距離距離)に据え、簿記からビットやファンネルなどを射出する。パイロットは距離とそれに伴う視認性などの問題から、サイコミュ兵器のコントロールに集中しているため、敵機に発見された場合を想定して護衛機が付く場合がある。

A攻撃端末を移動させる。

 射撃地点に向けて、サイコミュ兵器を移動させる。この際、スラスターを多用すると発見される可能性が高いため、射出時の慣性を利用して移動させる。ただし、直線的に目標に接近させると、デブリとして排除される可能性が高いため、必要におうじて軌道修正を行う。

B攻撃

 目標の死角に入ったら、端末に攻撃を指示。母機との距離が離れているため高機動目標に命中させることは難しい。そのため、停泊中の艦艇や対空監視中のMSなどを標的とする。また、攻撃終了後に回収を行うと、母機の位置を特定される可能性があるので、端末を隕石な
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