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東方現創録
博麗神社編
第一話 記憶の欠けた男
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見えた光に近づくため、必死に動いた。動いていいという許しが出たから。
光の先に何が待っているかはわからない。でも、その先に行くことが、使命ならば… 行きたいのならば、行ってやる。
身体の自由が徐々に効いて行く。やっとの思いで動いていた脚は軽くなり、腕や手の感覚が戻って行く。次から次へと戻って行く感覚の中、一つだけ薄れて行くものがあった。

自分(きおく)……



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