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7thDragoN 2020 ~AnotheR StoryS~
CapteR:0 目醒めの刻
序章:a
−新宿地下街−2020−April−3−15:04−
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りも二回りも大きいソレをいとも容易く抑え付けていたのだ。
「おい、嬢ちゃん。死にたいのか?」
私は千切れんばかりに首を振る。
「なら俺と来い。多分、勘違いだろうから言っておくとこれは災害なんかじゃねぇ。災厄だ。」
男は片手でソレを抑え付け、腰に提げてあった大振りのナイフに手をかける。
「俺はムラクモ機関所属の10班、ガトウだ。死にたくなければついて来い。」
言うと同時に、抑え付けていた下顎に突き刺し、脳天を目がけて振り上げた。
「で、返事はどうなんだ。不知火流直系の次期当主、河上美沙ちゃんよぉ。」
私はその場にへたり込んでしまった。それと同時に記憶の糸がぷっつりと切れた。

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