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異世界に呼ばれたら、魔法が使えるようになりました。
それは独自の生物?
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 だがそれらも光輝いていて白く見えてくる。

「とりあえずこれで試験は受けられるのかな?」
「そうみたいですね。とりあえずは警戒しておきましょう。なにが出てくるのか分かりませんから」
「? “まんどらごら”ってこの世界の生物ではないの?」
「はい、聞いたことがありません。おそらくはこの魔導書を作った肩独自の生物ではないかと」
「独自の生物?」
「はい、こういった高度な魔道書は試練として魔法で作った特殊な生物と戦わせることがあるのです」
「そんな生物が……まさかこの地に封じられているとか?」
「そうですね。たぶん今一生懸命呼び出していう最中だと思います」

 さらなる展開が待っていそうだなと僕は思っているとそこで、空が割れる音がした。
 稲妻のような光が走り、バチバチと音がして振り返ると、そこには大きな魔法陣が浮かび上がっている。
 禍々しい色のそれと模様。
 
 描かれる図形は空を割るように強く輝き、そこでその音とは別の、そう、獣のような咆哮が聞こえる。
 同時に魔法陣の中心部の文字が、水滴のようにドロリと雫のように垂れ下がり、それはどんどん大きくなって……大きくなった水滴が地面に落ちるようにその光のしずくも地面へと滴り落ちる。

 大きな何かが落ちる音がした。
 けれどそれはまだ白い光に包まれて姿は見えない。
 嫌な予感がする。

 何かとても危険なもののような気がして僕はすぐに警戒するようにそちらを見つめ“魔法結晶石”の一つを取り出したのだった。

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