暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURX其は天翔けて死報告げる凶風の化身なる者〜Chevaliel〜
[1/20]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
†††Sideルシリオン†††

――屈服させよ(コード)汝の恐怖(イロウエル)――

ハッキリとは判らないがどこか感じた憶えのある神秘と、風嵐系最強機であるシュヴァリエル・ヘルヴォル・ヴァルキュリアの乗る三日月状の戦艦へ、一対の白銀の巨腕による一撃を真正面からお見舞いしてやる。
リンドヴルムが所有していたロストロギア艦と思われる2隻の艦は、光煌世界アールヴヘイムの在る次元へと繋ぐ転移門、“ケリオンローフェティタ”へと向かって航行中だ。もちろんそれを見過ごす俺じゃないんだが・・・

「チッ。一体どんな細工をすれば、今の俺の神秘に対抗できるんだ・・・!?」

ロストロギアには神秘は無い。だと言うのに、艦体そのものが砲台であるロストロギア艦2隻が放って来る艦載砲撃は一対のイロウエルをガリガリ削っていく。ボロボロと破片が宙を舞い、その巨体を小さくしていく。

「いっっっっけぇぇぇぇぇーーーーッ!!」

派手に削られながらもイロウエルは先頭を往く艦の両舷を殴った。衝突音が空に轟く中、「とっとと沈めッ!」さらにイロウエルを再発動。今度は真上からの一撃だ。翼であるだろう箇所がひしゃげながらもその艦は艦載砲を360度無差別砲撃を放って来た。

「もう遅い!」

後方を往くもう1隻の艦からの艦載砲をも躱しながら、先頭艦の両翼がへし折れ、ブリッジが潰れたのを確認したが、先頭艦は墜落し始めながらも艦載砲を何十発と放ってくる。鬱陶しい弾幕だがもうその速度も軌道にもなれた。しかしあまりにもしつこいため、先行艦へトドメの一撃をお見舞いしてやる。リンドヴルムの首領も乗っているとは思うが・・・

「どうせ首領も普通ではないんだろ・・・! 其は時に天の使徒にして魔の従僕。畏敬・畏怖をその身に受け、地に救済を施し、絶望を与える。其は我の魂命という宝物を護るがため我を抱擁し汝を喰殺する。死の恐れを知らぬ名声を求めし勇ましき者よ、宝物が欲しくばいざ挑めよ!」

――無慈悲たれ(コード)汝の聖火(プシエル)――

――噛み砕け(コード)汝の冷牙(マトリエル)――

――食い散らせ(コード)汝の嵐顎(ルヒエル)――

――凄惨たれ(コード)汝の毒牙(ログジエル)――

――無残たれ(コード)汝の悪歯(シャムエル)――

――畏怖させよ(コード)汝の地顎(トゥアル)――

――照らし召せ(コード)汝の烈光(イオエル)――

――天よ怒れ(コード)汝の酷雷(ジェレミエル)――

宝竜の抱擁(コード・ファフニール)――・・・」

上級儀式魔術ファフニールを発動。中級術式である、炎龍プシエル、氷龍マトリエル、風龍ルヒエル、毒龍ログジエル、闇龍シャムエル、岩龍トゥアル、光龍イ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ