暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
第11話「限界を極めし者」
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あ、せっかくだから、何か食べて行くかい?」

「うえっ!?い、いつの間に!?」

  いつの間にか席の傍に士郎さんがやってきていた。

「ははは、突然の呼び出しに来てくれてありがとう。」

  朗らかに笑う士郎さん。いや、全然来た気配を感じなかったんだけど...。

「...あのー、結局、なんで僕らを呼んだのですか?」

「ちょっと確かめたい事と提案したい事があるのさ。...結構、時間を取るから、今からでも断っていいんだよ?」

  士郎さんの言葉に僕は少し考える。...時間を取ると言っても、家に両親がいないわけだし、緋雪も一緒にいるからなぁ....。

「...大丈夫です。」

「そうかい?...なら、僕はしばらく仕事があるから抜け出せないけど、家に恭也がいる。恭也に確かめたい事って言うのは任せてあるから、一度家に送るよ。」

「はぁ...?」

  確かめたい事....ねぇ?一体なんなのだろうか。

「アリサちゃん、すずかちゃん、悪いけど、案内してもらえるかい?」

「えっ、あ、はい。」

「わかりました。」

  “じゃ、後は任せたよ”と言って士郎さんは仕事に戻っていった。

「...なんか、悪いね。」

「いえ、別にいいですよ。」

  色々と手を煩わせてしまう事に謝るが、すずかちゃんもアリサちゃんも特に困ってないと言ってくれる。

「あ、司さんも来ますか?」

「えっ?...いいの?」

「今更、一人増えてもいいと思いますけど....。」

  アリサちゃんとすずかちゃんは、話を聞いていた司さんも誘う。...士郎さんに何も言ってないけどいいのか?...まぁ、すぐ傍で話を聞いてたのは知ってるだろうから、いいか。

「...じゃ、行かせてもらおうかな?」

「お兄ちゃん、随分大所帯になったねぇ...。」

  司さんも行くことになり、なぜか緋雪が少しジト目で僕にそう言う。

「...緋雪、どうしたんだ?」

「べっつにー。...お兄ちゃんの周り、いきなり女の子が凄く増えちゃったよ...。<ボソッ>」

  後半が聞き取れなかったけど...なんか悪い事したっけ?

「ほら、二人が案内してくれるんだから、早く行こっ!」

「お、おう、そうだな...。」

  少し不機嫌な緋雪に引っ張られながら、アリサちゃんとすずかちゃんの案内を頼りに、士郎さんの家へと向かっていった。











「....あの、どうしてこうなっているんですか...?」

  僕は木刀を持ち、前には恭也さんが同じように....見えるだけで、雰囲気は歴戦の戦士そのものの状態で木刀を持っていた。

「なに、ただ俺と手合せしてもらう
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