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異世界に呼ばれたら、魔法が使えるようになりました。
魔法を信じていないから
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にこの世界でも魔法が使えなくなっているようなんです。心当たりはありませんか?」

 そう言われて僕はぎくりとした。
 だって魔法が使えるなんて言えるのは、それこそ小学生までじゃないかと煽ってしまうレベルである。
 けれどそういった思いがあるから逆にこの世界で僕は魔法を使えないのかと思っているとそこでレイアが、

「ですがその無意識を蹴散らすくらいに確固たる“イメージ”があれば魔法が使えるはずなんです」
「それをするにはどうすればいいのかな?」

 僕がそう聞くとレイアは一本の長方形の棒のようなものを取り出した。
 硝子のようなそれは、先ほどレイアが騒ぎを起こすために使ったものである。
 確かこれを使って魔法を使っていたようなと僕は思っているとそこで、

「これに魔力を注入するイメージで力を加え、手前に放り投げてください。それほど強い魔法ではないので大丈夫だと思います」
「わ、分かった」

 僕はそう答えてその硝子の長方形の棒状のものを受け取る。
 中には複雑な模様と花のようなものや石の欠片のようなものが封じ込められている。
 とりあえずは僕は魔力を込めるようなイメージをしながらそれに触れて、

「こう、かな」

 ぽんと目の前に投げる。
 そこでその硝子が輝き、信じられないような量の水が、その硝子が砕けると同時にあふれたのだった。


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