暁 〜小説投稿サイト〜
ホウエン地方LOVEな俺がゲームの中に吸い込まれちゃった
ミアレシティとジムバトル
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「容量大丈夫かよゲーフリ……」
「えっ?」
「いやこっちの話こっちの話」

 現実のゲームを心配してしまうのはポケモンファンの性である。……いやまじで他のパチモンゲームみたいなのに売り上げ抜かされてないよね?

「……でも、確かに大きいですよね。流石カロス地方一の大都市と言ったところでしょうか」
「ほんと……ミシロタウンの何倍あるのやら。なあ?」
「そ、そうですね……本当何倍でしょうか」

 ん?
 ーーいや気の所為か?

「ま、いいや……それでこれからどうするか……」
「あの……よかったら私も一緒に連れて行って貰えませんか?」
「へ?こっちは元からそのつもりだったんだけど?」

 ん?だってハルカはユウキ(オレ)の幼馴染だしゲーム的にもその展開が妥当と思ってたけど……ってアレ?そういえばハルカはなんでカロス何かにいるんだ?俺を探しに?わざわざ?
 疑問というのは一度でたらキリがないものだよね。よく考えたら不思議に思う点がハルカにはいっぱいあった。
 そのことをハルカに聞こうと俺が口を開きかけた瞬間、

「おーい!ユウキ!」

 真後ろから声をかけられた。

「ん?……おお!セレナじゃん。さっきぶり!カルムとはいちゃコラやってる?」
「やってないです!」
「おお!いたのかカルム……とトロバくんにティエルノくん、サナちゃんだっけ……みんな揃ってるねぇ」

 不意に俺を呼んだ声に振り返ると、そこにはセレナにカルム……そしてそのお友達メンバーが控えていた。
 まあハルカについての疑問はあとでも良いだろう。俺はそう考えて話を振った。

「どうした?皆で探検?」
「いえ、ユウキさん。僕たちは……」
「カルムくんとセレナちゃんのジム戦を見に行くところなんです!」
「ちょっとサナ……僕が言おうとしたことを!」
「まあまあ落ち着いてトロバ」
「せ、折角ユウキさんと話ができると……!」

 おお!ジム戦か!

「俺も見に言ってイイ?ハルカは……」
「あ、はい。ユウキさんが行くというのならば」
「おっけー、で、セレナにカルム……俺ら行っていい?」
「ああ、うん。全然構わないけど……ちょっと突っ込んで良いのか分からなかったこと聞いていい?」
「多分セレナと同じだけど僕も……」
「んあ?なにが?」

「「その手は何!!?」」

「ソノテ?……なにが……」

 遅れて二人の視線の先を見て理解する。

「ヌオッ!」

 ばっと視線の先ーー手をつないだままの右手ーーを離……離そ……

「あの……手を離してモラエマセンカ?」

 ブンブン振っても頑なにハルカは手を離してくれない。

「……嫌です!」
「うん?ええ!なんで!」
「全く……ユウキは女心というもの
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