ドキドキ・リュウゼツランド 前編
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シリルside
「プールだと?」
「わぁ!!」
「近くにあるの?」
みんなが祝勝会で盛り上がる中、エルザさんとウェンディ、ルーシィさんがレビィさんから言われた言葉に目を輝かせている。
「フィオーレ有数のサマーレジャースポット『リュウゼツランド』!!」
「行くしかねぇだろ!!」
「暑ぃもんな!!」
「楽しそうですしね!!」
「あいさー!!」
レビィさん、ナツさん、グレイさん、俺、ハッピーがそう言う。グレイさんは上半身裸だけどそれでも暑いのか?
「リュウゼツランドか・・・いいねぇ」
「せっかくだからみんなでいこうぜ!!」
腕組みしているマックスさんと拳を掲げるウォーレンさん。
「プールってことは水着だよね?」
「そりゃそうでしょ。下着で行く人なんている?」
キナナさんの問いにラキさんが答える。この前アカネビーチに行った時は水着でちょっとひと悶着あったけど、今回は―――
「お前はラッシュガード着てるんだぞ」
「ですよねぇ・・・」
俺の思考を読み取ったのか、エルザさんにそう釘を刺される。ま、エルザさんが近くにいる時だけ着ておいて別行動になったら知らないフリして脱げばいいや。だって泳ぎたいし。
「でもマスターに断らなくて大丈夫かな?」
「マスターならラクサスに連れ出されていったぞ」
ルーシィさんにエルザさんがそう答える。確かに今ここにはマスターもラクサスさんもいない。そういえば初代もいないなぁ・・・あれ?昨日とか初代っていたっけ?
「ラクサスとマスターが2人で!?」
「珍しいこともあるんですね」
「何をしているんだろうなぁ」
ルーシィさんたちの言う通り、確かにマスターとラクサスさんが2人だけでどこかに行くのは珍しい。とはいっても2人は血が繋がった家族なんだし、誰にも邪魔されずに話したいことぐらいあるのかもしれない。
「じっちゃんも出掛けてるならいいじゃねぇか!!早くいこうぜ!!」
「だな!!」
ナツさんとグレイさんはすでに泳ぐ気満々なようですぐにでもお店から走っていきそうになっている。
「そうだな。じゃあ、リュウゼツランドとやらに行こうか」
「「「「「「「「「「イェーイ!!」」」」」」」」」」
というわけで、俺たちはサマーレジャースポット『リュウゼツランド』にみんなで遊びに行くことになりました。
リュウゼツランドにて・・・
「やっとついたぁー!!」
グレーの海パンを履き、前にエルザさんからもらった(というか押し付けられた)虹色のボーダー柄のラッシュガードを着ている俺。俺たちはリュウゼツランドに着くと男女別々の更衣室へと向かい、水着
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