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ホウエン地方LOVEな俺がゲームの中に吸い込まれちゃった
フレア団は痛い子
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 ヘルガーか。うん。ポケモンってだけで俺的にツボなんだけどヘルガーはそんなにスイッチが入らない。せめてポチエナとかなら俺大喜びなんだけど……


「いけ、グラエナ」
「グラァー!」
「お願い!ニャオニクス!」
「ニャオニー!」





「いたぁぁぁぁ!ポチエナ……じゃなくグラエナァアァ!」





 噂をすればという奴だ。グラエナ……はそんなでもないがポチエナはひじょーーーーに思い入れがある。なんとゲーム開始直後に色違いが出てきたのだ。
 まあそんな訳で抱きつきたい衝動を抑え、凝視するだけに留まった俺だが……

「ちょ!な、何でここにユウキがいるのよ!ホウエンに帰ったんじゃなかったの!?」

 え?

「な、なんでセレナが……あとカルムも」
「おまけみたいに言わないで下さい」

 セレナにカルムがいた。なに?なんで?ここ悪の組織が活動してるような場所だけど?しかも発電所なんていう微妙な観光スポットだぞ。そんな子どもが来るような場所じゃないはずなんだが……しかしそうなると考えられる可能性は一つ。


 ……まさか!?お前らフレア団の仲間だったのか!?


「見損なったぞ!お前ら!」
「……どういう起承転結があってそんな結論に至ったのか知らないけど、確実に勘違いしてるわね」
「……うん、僕もそう思う」
「あら?君はこの子達の仲間?」
「仲間……だよ?」
「疑問系!?やはりフレア団の仲間で、実際は邪魔な俺を潰そうとしていたのか!?」
「……まあごちゃごちゃ言ってるのを待ってあげる道理はないんだけどっ!『かみくだく』!」
「おいおい……ちょっと待てや。人が話してる最中に攻撃はやめろ。……ミロカロス、ハイドロポンプ」
「避けなさい!」

 なんだろう。哀しいかな、普通に当たって瞬殺だった。

「……な!そ、そんな!?私のグラエナが一撃で!」

 なんか言ってるが、グラエナのトレーナーらしきフレア団(?)の女が横槍入れてきたから適当にヤっといた。

「……で、お前らフレア団だったのか。悪役だったとはな……残念だぜ」
「は、早合点しすぎて僕たちの意見を聞いてくれない!?」
「あと私達が苦戦してた敵を会話の片手間で仕留めるとか……なんだろう。泣けてくるわ」

 残念だ。誠に信じ難いがこの少年少女は悪に堕ちてしまった。……しかし相手が悪かったな。無力化して警察に突き出したあと、反省させて真っ当な道を歩くように更生させてやるっ!

「勝負だっ!」
「どうしようセレナ」
「う、うーん。えーっとどうしよう」

 何を悩むことがある!来ないならこっちから行くぞ!

「ミロカロス!そのままれいとうビーム!」




「…………」





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