暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D〜赤龍帝と覇龍〜
第七話
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続き関連で少し遅れ、部室に入ろうすると部屋の中からリアスが何やら怒っているような言葉が聞こえてきた。
……まぁ、教会と言うワードが出た時点で予想は大方当たっているだろう…。
とりあえず中に入らない事には何も始まらない、ドアノブを回し部室の中へと入る。

「すまない、編入の件について立て込んで遅れてしまった」

「あら…?暁斗君はお休みですか?」

「いや、バイトがあるからと部長に伝えてくれて言われてな」

まぁ8割方私のせいだが許せ暁斗。

「そう…この際、アキトにも教えておこうと思ったのだけれどアナタが居るから大丈夫ね、恋人さん」

「…そうだったら良かったんだけど実際は、って感じだ…悲しい事に」

「えっ、キスまでしたって聞いたわよ!?カップル成立したって噂まで出てるのよ!?」

その噂通り行けば万事解決だったんだがなぁ……どこで計算間違ったんだ私……。

「つまり、私にもまだチャンスがあるって事かしら?」

「あ、朱乃さん!?」

さっきまでだんまりだったロリコン疑惑のイッセー少年も思わず反応してしまった。おかしい、朱乃嬢のその発言は私の計算外だ…暁斗、お前はいつの間に攻略したんだこのお淑やかおっぱいお姉さんを。

「ふふふっ、冗談よ?半分は、ね?」

…帰ったらふて寝してやる。全部暁斗の責任にしてふて寝して困らせてやる…。

「と、とりあえずその話はここまでにして本題に戻りません?」

そうだな…私が一方的に悲しくなるだけだからな…木場、助かる…。

「そうね…とにかく、教会には何があっても一切近付かない事、分かったわね」

「は、はい…」

「…手厳しいと思うかもしれんが、下手をすればキミは既に殺されてもおかしくない状況だったんだ。犬死をしたくなければ、素直に聞き入れる事だな」

「了解っす」

…まだ若干腑に落ちない表情はしてるが、こうでも言わなければ利かないだろうな…だが今は我慢してくれ、ここで君の死体を見たくはない上に暁斗が一番にそれを望まないしな。

「あらあら、お説教は済みました?」

「…朱乃嬢、いきなり後ろから抱き着くのは少し驚くのだが……」

「嫌だったかしら?それなら止めるけれども」

嫌というわけじゃない。背中に当たる柔らかい感触が脅威なだけであってそれ以外は全然構わないのだが……。

「暁斗君が居ないからその分、緋奈鞠さんに悪戯しようかな〜って…いい香りねぇ」

「ちょっ、どこの匂いを嗅いで…ひゃうっ」

首筋をなぞるように匂いを嗅いでおり、思わず変な声が出てしまった……アレか、もしや朱乃嬢はそういう性癖なのか…!?

「コラ朱乃、後輩が可愛いのは分かったけどそろそろ止めておきなさい。変な誤解が生まれる前にも」

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