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101番目の舶ィ語
第十話。対決の刻
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性的興奮を一切しなくなる代わりに攻撃力が皆無になるワイズマン。

そして……。

「兄貴がなってんのは、ヒステリア・レガルメンテ。
『王者のHSS』……HSSを持つ男が、自分の女を滅ぼされた時に発現するモノだ」

俺の知ってることをペラペラ言うGIII。
俺はすでに知ってるが。
人前で余計なこと話してんじゃねえよ!

「フン、そんな切り札を持っていたなんてな。
だが、いいのかGIII? お前が兄と慕う男の情報をペラペラ喋って?」

「べ、別に慕ってねえよ??
あ、兄貴は人間辞めてる奴だからな!
このくらいの情報でやられる奴じゃねえんだよ」

おい、それはどういう意味だ?

「Rランク武偵の人間辞めてる代表のお前に言われたくねえ!
というか、ペラペラとヒステリアモードのことを勝手に話してんじゃねえよ!」

「う、うるせー! 兄貴は黙って俺に従ってればいいんだよ!
という訳だ、兄貴! お互いの『物語』をかけて勝負しやがれ!」

「待て! 何がという訳、だ! お前が戦う理由も聞いてねえのに誰が勝負するかー??」

何言ってんだ、お前は。
いきなり乱入してきて勝負しやがれって言う相手に、「ああ、やろう!」という奴なんているのか?
いるかもしれないが、俺はしないぞ。
やんないからな!

「うるせー! やろうぜ!
兄貴の物語は俺のモノ。俺のモノは俺のモノだろ?」

どこのジャイアンだ、お前は?
クソ、一難去って。また一難。
一之江がやられた今。俺には仲間がいない。

「待てキンゾー。それはあまりに一方的過ぎるぞ?」

と思ったが。ラインが助け船を出してくれた。
さすがは年の功。
見た目はロリだが、中身は婆さんだけあって常識的だな。

「わらわたちが先に狙ってた奴なのじゃ。ここは共闘するというのでどうじゃ?」

どうせそんなことだろうと思ったよ!

「チィ、仕方ねえな。先に倒した方が兄貴を『物語』に加えるってのでどうだ?」

「というわけじゃが、よいかの氷澄?」

「俺は構わない」

「ふざけんな!」

「じゃあ決まりだな」

「ちょっ、待て!」

俺の意見は完全スルーかよ!
右手拳を振り上げてプルプル震えた俺にラインは若干気の毒そうな目を向けつつ。
ラインの体を掴んでいた俺の腕を捻り上げた。

「ちょっ? い痛だだだっ!」

腕捻りをかけられた俺はラインを咄嗟に放してしまう。
俺の拘束から抜け出したラインは一瞬にして、その姿を消し。
気づけば遠く離れた電信柱の真下にいた。

「それじゃ、とっととやっつけるかの氷澄、キンゾー?」

「ああ、やるぞライン!」

氷澄の両眼が青く光り。

「ケッ、本当な
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