独自設定などなど
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〈モビルスーツ〉
・MSZ-006X1《ゼータプラス》
『ゲシュペンスト』で試験運用されるサイコミュシステム搭載型の《ゼータプラス》。サナリィの新規MS開発産業参入に際し、地球連邦政府がサナリィのサイコミュ研究援助の一環として開発された機体である。地球連邦軍における可変機構を採用したMSの更新に伴い、生産中止された《ゼータプラス》を転用したものであり、『表向き』には原型となったMSZ-006C1/2と性能の差は無い。むしろ、背部へのフィンファンネルの装備とそれに伴うサイコミュシステムの増設により機体のバランスが悪化しており、試験用のデータ収集機としての側面が強い機体である。エレア・フランドール少尉の搭乗する《ゼータプラス》は黒い塗装を施され、サイコミュシステムを廃止してベンチマークとして運用されるフェニクス・カルナップ大尉の2番機は灰色に塗装される。
[以下ネタバレ]
真実の姿はUC.0100年へ向けての『UC計画』を担う『NT-Dシステム』の開発母体である『サイコ・インテグラルシステム』の実証試験機であり、機体の改修・開発には『UC計画』の技術スタッフが関係している。『サイコ・インテグラルシステム』のシステム解放時の戦闘機動に耐えうるため、主に各関節強度と機体主機出力の増加、また遠隔操作型攻撃端末『フィンファンネル』の装備に伴うセンサー類の強化が行われ、関節強度は原型機であるC型のゼータプラスから30%、機体出力は15%向上した。当初は『UC計画』の武装試験も兼ねたテストベッドとして改修されたため、関節強度の徹底的な強化が施されている。しかし、構造上の問題などから最終的な強度は満足のいくものとはならなかったため、後に武装試験用のテストベッドとしてMSA-011《Sガンダム》が選出されることとなる。それでもデータ収集機としては十分使用に耐えうる機体であるため、第666特務戦技教導隊にて運用される。
機体の評価としては、ファンネルの装備と偏重ともいえる出力の強化により、機体バランスは致命的に崩壊し、並みのパイロットではIMPCシステムのバックアップがあったとしても歩行させるので精一杯の機体であり、兵器としては失敗作としか評価し得ない。それでもなお、開発スタッフがこのアンバランスな機体をアンバランスなままに完成させた理由は、一重にこの機体が将来的に量産を目的とした機体の試作機ではないことと、この機体に乗るであろうパイロットの技量を前提としていたからに過ぎない。
『UC計画』に関係する機体をサナリィが試験運用を行う理由は、サナリィの将来的なMS開発参入を見こし、ビスト財団側から友好的な関係を取り結ぶためと考えられる。一年戦争以前から地球連邦政府に対し、戦技指導や技術支援を行い、規模こそ大きくないものの一定の発言力を持つサナリィに対して
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