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ソードアートオンライン〜四重奏〜
No,05
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そして翌日。
俺は思いっきり寝坊していた。起きたのがなんと9時。あわてて準備をしてホームを出たのが9時10分。絶対アスナにしかられる。と思いながら走ると以外にもアスナが来ていなかった。
「キリト〜」
「お、レインが先だったか」
「アスナは?」
「まだ」
と言ってるうちに転移門が青く光った。
「きゃあああああ!!避けて避けて!?」
と飛び出してきたのはアスナだった。ちゃっかり(?)キリトを押し倒してるし。
ま、とりあえず助けるか。動こうとしたそのとき再びアスナの悲鳴が迸った。
えーっと。状況を整理しよう。
登場人物、キリト、アスナ、俺。
状況、最大限の感情エフェクトで耳まで真っ赤なアスナ。胸の前で手をクロスしている。
・・・ということは・・・。
「誤解だレイン!!」
俺が絶対零度の視線を浴びせていたことに気がついたらしい。キリトはそういった。
「・・・ホントか?」
と、問うと首をがくがくと振った。
と急にアスナが後ろを振り向いたかと思うとキリトの陰に隠れた。
「クラディール・・・?」
そこにいたのは昨日の粘着質護衛者であった。
「ア、アスナ様勝手なことをされては困ります・・・」
うわ。怖い。という感じの目でキリトはクラディールを見ていた。
「さあ、一緒にギルドに戻りましょう・・・」
「い、嫌よ!今日は活動日じゃないもの!!」
ですよね。じゃなきゃ誘いませんから。
「ていうか、あなたなんで朝から家の前で張り込んでいるのよ!?」
「ふふっ、こんなこともあろうかと一週間前からセルムブルグで早朝より監視を行っていました」
こえー。普通にこえー。いやいやもうストーカー規制法に引っかかるだろこれ。
と、キリトが急に
「残念ながらお前の所の副団長様は俺らの貸切なんでね。別に今日ボス戦をするわけじゃあないし、
団長のところには君一人で言ってくれるかな?」
と言い出した。意外に大胆だなお前。
「貴様ぁ・・・私以外にアスナ様の護衛が務まるかあ!!私は栄誉ある・・・「えいやっ」イテエッ!?」
最後まで言わせないために俺が使ったのはピコピコハンマー。
「お前、よくそんなもの持ってるな・・・」
「ほしいならあげるよ。10個持ってるから一個くらいは」
「何でそんなに持ってるんだよ!?」
「いろいろあってね」
ほらとキリトに差し出すと若干ためらいながらもそれを受け取った。
「き、貴様よくも・・・」
「はいはいごめんね。実にあほらしいお話が始まりそうだったからつい」
「いやいやつい、じゃねえだろ・・・」
キリトいい加減にうるさいよ。
「雑魚キャラはちょっと引っ込んでいてくれないかな?俺そういう肩書きにべったりな奴嫌いだし、話したくもないからさ」
「ざ、雑魚といったな・・・。貴様に強さというものを教えてや
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