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人外と童女と紅白が異世界から来るそうですよ?
箱庭の魔王
yes!ウサギが呼びました!
新戦力 その2
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しようと、皆に声を掛けた。
「そうだね。僕は安心院なじみ。親しみを込めて安心院さんと呼びなさい。」
「私は博麗霊夢。巫女よ」
「僕は斧乃木余接」
と問題児(?)3人。
「俺は逆廻十六夜だ」
「魅魔だよ」
「ブラック羽川にゃ。ご主人の名は羽川翼だにゃ」
『球磨川禊だよー』
「(うぅ・・・白夜叉様はまたどうしてこんな個性的な方々ばかり・・・)」
黒ウサギは内心、かなり焦っていた。
3人なら兎も角、一気に人数が増えたのである。
「黒ウサギのお姉ちゃん!」
とその時、狐の少女、リリが黒ウサギの元へ駆け寄る。
「? リリ、どうかしたのですか?」
「これ!」
リリが一枚の封書を黒ウサギに渡す。
「・・・火竜誕生祭・・・!こんな素敵なイベントに御招待していただけたのですね!」
黒ウサギはウッキャー♪と喜ぶ。
「おい、黒ウサギ。火竜誕生祭って何だ」
そこに尽かさず十六夜が質問する。
「火竜誕生祭とは、もう本当に兎に角素晴らしいお祭りなのですよ!」
「「お祭り・・・ね」」
安心院と十六夜がニヤリ、と笑う。
『安心院さん・・・何考えているのかな・・・』
球磨川は苦笑いしていた。
「よし、その祭りに行こうじゃないか!」
魅魔がノリノリで言う。
「お、お待ちください!向こうに行くにはそれなりの賃金が・・・」
「え?もう着いたぜ?」
「・・・は?」
球磨川は兎も角、それ以外の全員は一瞬で景色が変わった事に驚いていた。
「ここが火竜誕生祭の会場でいいみたいだね。さぁ、自由行動と行こうじゃねーか」
安心院が解散を促すと、皆散らばり、各々の行きたい場所へと向かっていったのである。
「ちょっ!・・・この問題児様方あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

***
「黒ウサギぃー何故来てくれぬのだぁぁぁ!!」
自室で1人、白夜の王、白夜叉は黒ウサギが来ない事に寂しさを感じていた。
黒ウサギは元々白夜叉に頼み、火竜誕生祭の会場へ連れて行ってもらおうと考えていたのである。
「これは何らかの方法で向かったに違いない・・・待っておれ黒ウサギぃ!」
白夜叉は手をパン!と叩くと、屋敷を飛び出し、黒ウサギを探し始めた。
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