暁 〜小説投稿サイト〜
RSリベリオン・セイヴァ―
第三話「RSリベリオン・セイヴァ―」
[10/10]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
……!?」
「じゃあな? 俺はテメェみたいな中年オヤジの雑魚を殺すほど暇じゃねぇんだ。飛鳥、こっちにつかまれ?」
「はい!」
俺は彼の肩につかまって壁にできた穴から共に脱出しようとした……が、ここは二階じゃねぇか!?
「ま、待ちやがれぇ!!」
「オッサン……」
俺は中年男に振り返った。
「……お前が言っていたことは本当なのか!?」
そう、真実を求めるかのように俺へ問い尋ねた。だが、俺は代わりにこう答える。
「オッサン……アンタには、本当の敵がいるんじゃないのか? 本当に裁くべき相手が」
「な、何だって……?」
「じゃあな?」
俺は絶叫と共に穴から飛び降りて脱出した。
「……」
中年の男こと、多熊はただ茫然と立っていた。
――本当の敵……?

「RSって、ISみたいに空が飛べるんですか!?」
今、俺はワカメ髪の男につかまって空中を飛行していた。
「RSは、装着者に飛行能力を与えることができる。ISを相手に戦うんだ。それなりの機能は整えとかないとな?」
男は、そう言うと俺にもう一度言った。
「……で? 経緯は知らないにせよ、もう決心はついたんじゃないか?」
「……」
俺は、その言葉に力強く頷いた。男は、それを見てフッと微笑む。
「そうか、そんじゃあよろしくな? っと、まだ自己紹介がなかったな?」
男は俺に名を告げた。
「俺は蒼真、宮凪蒼真だ。リベリオンズへようこそ? 九条飛鳥君」

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ