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ソードアート・オンラインーRite and Leftー
0話 希望を手に、そして・・・・
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 VRMMORPGーーVirtual Reality Massively Multiplayer Online Role-Playing Game(バーチャル・リアリティ・マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)

 仮想空間を舞台としたフルダイブ型のMMORPG
 VR技術が現実の物となり最初のゲームソフトとして発売されたのがソードアート・オンライン、略してSAO

 ベータ版から熱狂的な人気を上げ続けているそのソフトは正式サービスの前日には開店前からファンよる列が出来て開店からものの数十分で完売

 彼−夕凪(ゆうなぎ)和軌(かずき)もソフトを買うため部活で疲れた体で財布と予約券を確認して店に向かった

「うわ・・やっぱり凄い列だ」

 和軌の家から近くて予約した店に着くと30人以上は居そうなくらいの列が出来上がっていた
 この列で予約なしでソフトを手に入れるのは一握りしかいないだろう、和軌は改めて予約して良かったと思った

 和軌は最後尾に座り開店までの間の暇つぶしはしっかり準備してきた
 携帯、モバイル充電器、ゲーム雑誌、飲料(お茶とコーヒー)、食料(携帯食とパン)、カイロ、前もって用意していたから大丈夫だ

 まず最初に携帯食を取り出した食べる、部活から帰ってから汗で臭う体をシャーワーで洗い軽くご飯を食べて出たが育ち盛りの和軌が軽くで済むはずがない

 和軌は埼玉県に住む中学二年生だ。顔立ちは髪を伸ばしたら女に間違ってしまうほど幼く本人はその事にコンプレックスを抱いている
 家は広く親は仕事ばかりで帰ってこなくなり、いつも独りぼっちだ、親の仕事は「夕凪コーポレーション」を経営しており父は社長、母は秘書として働いている、
 息子の和軌とは血のつながりが無く病院で一人のところを引き取とられた、和軌のことは気にしているが本人は「形」だけの家族としか思っていない
 部活はバスケット部に所属していて入部した理由は寂しさを紛らわす為
 技術もあり試合にも偶に出るほど、だが和軌はバスケット部に所属はしているが仲間や友達はおらずそのため″居場所″がない
 SAOをやろうとしたのは「この別の世界ならもう一度やり直せる」と思ったからだ

 そんなことを柄にもなく思い返していると人が来て並んだ、見た目は大人しく和軌と同じで女物の服を着せるか髪を伸ばしたら女見間違うほど、身長も同じ位

(なんか、オレとよく似てるな・・)


 和軌が並んでから5時間が経ち時刻は22時を迎えていた、夕ご飯と言うより食事は携帯食の他にパンを来る途中に買ったのでそれで済ませたのだが
 隣の少年がお腹に手を当てていて顔には「お腹減った」とでも言ってそうな感じになっていた、見知らぬ人とはいえ自分だ
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