暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第47話 モチベーションup
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リアが捕まった事で絶望しているに違いないのだ。はは、てきとうに葬ってやろうではないか。……ぐふふ、私の狙いはあの緑色の髪の女魔法使いだ。強気そうなあの女の歪む顔が見たくてみたくて堪らない。ぐはははは!!」

 軍隊筆頭の男でさえ、完全にカスタムを舐めきっている状態。
 部下達にもそれは確実に伝染し、まるで、ピクニックに向かっている気分の様だそう、女を犯しにいく狂乱のピクニック。そして、後ろに続くのはただ洗脳されただけの虚ろな兵士達。

 果たして蹂躙されるのはどちらなのか。

 モチベーションが最大限に高ぶっているのはカスタム、ヘルマンの両者とも同じだろう。
 ただ、人数に圧倒的に分があるのはヘルマン。カスタムは戦えるメンバーは少数精鋭とは言え、100を切る。方やヘルマンはその約60倍の勢力。

 単純に考えたら1人あたり60人を倒さなければならない。普通に考えたら無理な話だ。

 だが、カスタムは粘れば勝ちとなる。ランス達が、サファイアを仕留める事が出来たなら形勢は逆転する。

 ただヘルマン軍は知らない。

 マリアが抜けた穴を補う者が……否 補うどころではない程の者達が加わっていると言う事を。














〜カスタムの町〜



「……来る」

 その男は、見張り台の上に立ち荒野を眺めた。地平線に見えるのは、黒い一筋の影だ。まるで陽炎の様に揺らいでいた。

「さぁて……暴れてやるか。落とさせるかよ。ここを。……ここは、大切な人達が住む町だ。住んでいた町なんだ」

 調子は普段のそれに戻っているようだ。

 男は剣の柄を握り締める。少し鞘から抜いた剣。その刃に日光が反射し、鈍く光を放っていた。























〜人物紹介〜


□ ヘンダーソン

リーザス王国を侵略した第3軍の大隊長の一人。
……以前に志津香も言っていたが、オカマ言葉でナマズ髭でなよなよしている感じと言うのは大大正解であり、変態中年である。
何故大隊長の地位になれたのかが、不思議な男なのだが……、実は彼の能力は他にもあり、それが要因しているのではないかとの事。

 いずれ、判明する……事は無いだろう。(きっぱり)


□ スプルアンス

ヘンダーソン大隊長の側近であり、今回のカスタム侵攻軍副官。
甲冑を来ているが、はっきりとその体のラインが分かるくらいにブクブクに太っており、まるで豚の様な容姿。こちらも、何故副官にまでなれたのか判らない。恐らくはオベッカだと思われる。故に部下には全然と言っていいほど、慕われていない。



□ ヘルマン兵 オルジュ、ブロンズ、ティターヌ
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