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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
103 はじめてのボス戦 その2
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Teach》の欄のゲージを確認するがティーチのHPバーには異変は見られなかった。

「ティーチっ!」

「ティーチ兄ぃっ!」

ティーチの異変≠ノ、駆け寄る俺とリーファの兄妹。ディアベル達は呆気に取られているのが判るが、実兄のよくない異変≠ニ(はかり)に掛けたら、今は何のそのである。

「……っ!?」

……ティーチは不意に目を見開き凄まじい勢いで起き上がる。

「……大丈夫、なのか…?」

「取り敢えずは、な──っと」

「っ!! 駄目だよ、いきなり倒れたのに急な動きをしちゃあ」

「……悪いな、リーファ。でももう大丈夫だよ。……ところでどれくらい意識失ってた?」

「多分3分くら──」

立ち上がり、大丈夫だ≠ンたいなポーズを取り、リーファを安心させようと──リーファの頭を撫でようとしたティーチだったが、先程の異変≠フ名残があるのか軽くよろける。

「あぁっ、もぉっ! だから言ったでしょ?」

「んっん! ……取り込み中のところ悪いけど、何が有ったか&キかせてくれるかな、ティーチ君」

……リーファがよろけるティーチを支えたところに、ディアベルが攻略隊皆が抱いているであろう疑問≠訊きたかったのか、俺達の中に割り込んできた。

「……それは俺が《イルファング・ザ・コボルド・ロード》のどでかい体≠打ち上げた方法の事か? ……それとも、俺がいきなり倒れた事か?」

「両方だよティーチ君。それに見たことのないスキル≠ノ対応出来た理由も教えてくれ」

ディアベルはティーチの確認に註釈をいれながら、更に続きを促す。……2、3拍置いてティーチは(おもむろ)に語り出す。

「……取り敢えず大前提として言っておこうか。……俺がやったのは、広義的にコンピュータゲームに()いて本来とは異なる動作をさせる行為──俗に云われているcheat(チート)≠カゃない」

「嘘やっ! ほんなら、なんであんな動きが出来たんや!」

「ちょっと話の本筋がずれてしまうが、まずはディアベルに聞いておこうか。……人間って脳≠フ何パーセントを自在に使えていると思う?」

「……その言い振りなら100パーセントじゃないんだろう?」

(……あれ…? ちょっと待てよ──もしかして…っ!?)

何の気も無しに語るティーチにキバオウが喚く様に突っかかるが、ティーチはキバオウをスルーしながらディアベルにそんな──全く関係の無さそうな事を聞く。ディアベル当たり障りもなく答えた時、俺の中で何か≠ェ弾けて、点≠ニ点≠ェ繋がり線≠ニなった。

……ディアベルの反応を見れば──どうやらディアベルも同じ答えに辿り着いたらしい。……そんな反応──バ
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