運命の人?
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3日後。ロビンはあれ以来、お店に来ていない。
正直ホッとした。
お昼頃、パパとサラは休憩中で、あたしが一人で店番をしていると、一人の若い男の人が入ってきた。
「いらっしゃいませ!」
「あの…ミレーヌさんですよね?」
「はい、ミレーヌは私ですが?」
その人はとても優しそうな雰囲気で、笑顔で聞いてきた。
「突然すみません。僕はリチャード・アンダーソンという者です。以前この店に友達と来たことがあるんですが、覚えていますか?」
「ええっと……ごめんなさい。いろんなお客様が来るので…。」
「そうですか。ぶしつけで申し訳ないんですが、実はあなたをお店で見かけてから気になって。良かったら友達からでもいいので付き合ってくれませんか?」
へ?
あたし…白昼夢でも見てるの?
いや、そんなワケない、一応現実…よね!?
告白されたの初めてなんだけど。
でも優しそうな人。
あたしにもやっと春がきた!?
戸惑いながらもあたしは迷わず。
「こんなのでよかったら…お願いします。」
そう答えた。
「いいんですか?ありがとう!!」
リチャードさんは、あたしの手を取り。
手の甲にキスをした……!
ええええっ!?
初めてこんな事をされて、あたしは頭が真っ白に…。
「良かったら明後日、どこかに出かけませんか?」
「えっとあの…はっ…はい!」
「そんなに緊張しないでください。明後日のプラン、考えておきます。3時頃、車で迎えに行きますね。今日は本当にありがとう。」
リチャードさんは笑顔でそう言いながら店を出た。
こんな恥ずかしいところ、誰もいない時で見られてなくて本当に良かった…。
「ミレーヌ姉さん!見てたわよ!」
サラが奥から出てきた。
「サラ!聞いてたの?」
「覗き見するワケじゃなかったんだけど、一応空気読んだつもりだから怒らないでね。姉さんにもついに彼氏かぁ〜!」
「もう!からかわないで、友達からよ、友達!」
そんな事を言いながらも、顔がずっと火照ってる気がする。
でもその直後、例のあいつが来てしまった。
カラン!
「いらっしゃいま…ロビン!?」
「普通に品物を買いに来ただけだ。」
ロビンはそう言いながら店内を歩き始めた。
こんな時に限ってロビンが来るなんて…。
サラも心配そうにあたしとロビンを交互に見る。
ロビンが飲み物と文房具を持ってレジに来ると口を開いた。
「今すれ違ったのリチャードって奴だよな。お前知り合いだったのか?」
「何よ、さっき告白されて付き合うことになったけど悪い!?」
「悪いも何も、あいつ…リチャードは俺が行く大学で、遊び人で有名なヤツだぞ!?」
「ヘンな事言わないで!さっきもとっても紳士的で優しい人だったわ
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