暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D大和の不死鳥
88スリーピングドラゴン
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うが、此処まで大きなこの音を聞くことは初めてだろう。

『…………………………ぐごごごごごごぉぉぉおおおおおおん………………』

「案の定、寝ているか。おい、起きろ、ミドガルズオルム!」

タンニーンはミドガルズオルムへと呼びかける。そうして、漸くミドガルズオルムはゆっくりと眼を開いていき、口を開く。

『…………懐かしい龍の波動だなぁ。ふああああああああっ……』

 でっかい欠伸……

『おぉ、タンニーンじゃないかぁ。久しぶりだねぇ』

 ミドガルズオルムはゆったりとした喋り方でタンニーンへと話しかける。その後、すぐに私達の他のメンバーにも声をかけ始める。

『……ドライグとアルビオンまでいる。……ファーブニルと……ヴリトラと……ティアマットと……ホワイトと……フェアリーも………レインボーも…それにオーフィスまでいるじゃないか。 なんだろう、世界の終末なのかい?』

 そう思われてもおかしくないメンツだが、それは違うぞ。タンニーンは俺達を代表してミドガルズオルムを呼び出した理由を述べる。

「いや、違う。今日はお前に聞きたいことがあってこの場に意識のみを呼び寄せた」

『………………ぐ、ぐごごごごん…………』

「寝るな!全く、お前と玉龍だけは怠け癖がついていて敵わん!」

 それからもちょいちょい四苦八苦しながらも私達はミドガルズオルムからアドバイスを貰ったのだった。フェンリルに対してはグレイプニルを使うべき、それと強化案として北欧のとある地方にいるダークエルフの長老に頼めばなんとかなると。また、ロキに対してはトールの雷槌「ミョルニル」で、借りれなかったらドワーフとダークエルフに頼めと

「物知りで助かるよ、ミドガルズオルム」

 アザゼルは全てを聞き終えた後、ミドガルズオルムにそう話しかける。それに気のせいか、笑ったような表情を浮かべるとミドガルズオルムはアザゼルへと答えた。

『いやいや、たまにはこういうお喋りも楽しいよ。さーて、そろそろいいかな。僕はまた寝るよ。ふああああああっ』

 ミドガルズオルムは大きく欠伸をし、映像が途切れてた。
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