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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第176話 BoB前哨線・バギーレース
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2025年 12月13日 13:05


〜SBCグロッケン〜

 今日はBoB開催日と言う事もあり、やはり それなりの人数が蔓延っている様だ。
 昨日の出来事もあり、やや その事に身体が重くなっていくのを感じつつ、武器調達へと向かっていたのはリュウキ。


 時刻は、丁度 13時を過ぎた所。


 約束の時間、待ち合わせまでの時間はまだ50分程あった。

「ん。フレンド登録してなかったから、早めに行った方が……、でも 目立つのも避けたい。まぁ取り合えず武具の調達は済ませておこう」

 うぅむ、と唸り声を上げつつ、リュウキは 再びあのマーケット内部へと入っていった。

 今日は、先ほどでもある通り、武器の調達がまず第一、そしてその後に合流だ。

 発掘系の武器には劣るが、それなりのラインナップが揃っている大型マーケット。武器性能には劣るが、そこは身体能力でカバーする。何よりも、武器の性能だけに頼る様な軟弱な男じゃないからだ。

「……まぁ、それでもそれなりの武器は、欲しい所だけど」

 前言を……、いや、前思? を早々に撤回しそうだけど、こればかりは仕方がないだろう。
 初期仕様の様な武器では流石に心許なさすぎるから。レア装備相手に、普通装備で打ち破るのも浪漫を感じるが……、やっぱり欲しいと思う。それだって、ゲーマーの性だ。

 リュウキは軽く頭を振り、そして フードの先を軽く摘んで深くかぶりなおす。
 
 怪しい、と思われるかもしれないが、これだけの人がいれば大丈夫だろう。……見つかった時を考えたら多少は怖いが、そんな時の事などは考えてられないから。


 中に入ると、主に拳銃が並べられている場所へと向かった。
 手前の方から小口径銃が並び、奥に行くと口径が大きくなっていく。この世界で言う武器メーカーの並び、にもなっている様だが、口径が大きい大型自動拳銃はその最奥付近へと向かい、1つの武器に目を向けた。

「む、デザートイーグルが一番、かな。市販系ではやっぱり」

 軽量且つ、強力なマグナム弾を撃つ事が出来る自動拳銃(オートマチック)
 現在では、確か大型自動拳銃の中では世界一の威力を誇ると言われている。
 全ての拳銃の中で、と言われれば、超大型の回転式拳銃(リボルバー)《S&W500》があるが、生憎ここでは販売していないようだ。ネット上でもまだ発掘されていない所を見ると、まだ存在していないのか、誰も手に入れれてないのか、のどちらかだろう。

 そうなれば、どうしても血が騒ぐ、見つけ出したい、と思ってしまうのも、ゲーマーとしての性。だけど、今はそれどころじゃないから、保留にはしておく。

「デザートイーグルのカスタム仕様に……っと」

 指先で銃をワンクリッ
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