暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第174話 避けゲームと撃ちゲーム
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 ここ、GGOでのバトルロイヤルイベントと言えば1つしかない。

バレット・オブ・バレッツ(BoB)

 全VRMMO中、最もハードだと言われているGGOにおいてNo.1ガンマンを決める戦い。
《バレット オブ バレッツ》即ち《銃弾の中の銃弾》《最も優れた銃弾》と言う意味を持つ。

 そんな大会にいきなり出ると言うのだ。だからこそ、感心した様子だった。

「そっかー。でもそれでいきなりBoBに出ようだなんて、根性あるね」

 だから、彼女はキリトの話を聴いて、ニコリと笑い、大きく頷いた。きっと、強い思いがあるのだろう、と思った。ただ単に記念なのかもしれない。だけど、このイベントのハードさは知っているだろう、と。

「うん、いいよ。案内してあげる。私も明日は参戦するつもりだったし、下見に行く……って言うのも、久しぶりで新鮮だしね。 っと、その前にガンショップだったね。好みの銃とか、ある?」
「え、えっと……」

 成り行きで剣と魔法の世界から銃の世界に来たから、そう聞かれても咄嗟には出てこない。キリトが答えに詰まると、女の子はもう一度微笑した。

「じゃあ、色々と揃ってる大きいマーケットに行こうか。こっち」

 くるりと振り向き、歩き始めた。
 体験してみたいから、こちらの世界に来たと言っていた。だから、銃の種類までは知らないんだろう、とこの時彼女の中で結論をしていたのだ。キリトも、歩き始めた彼女の後ろを慌てて追いかけた。彼女が身に付けてるマフラーが歩くたびに揺れ、まるで尻尾の様だ。おいていかれない様に、その尻尾目掛けて歩き続ける。

 暫く歩いて、キリトはある結論に達した。

 それは、絶対に、ぜーーったいに、ここまでの経路を記憶する事など不可能だ、と言う事。

 曲がりくねった路地、動く歩道に階段、それらを次から次へと抜けていったのだ。建物も幾つか経由しており、多分近道なのだと思える。

「(……アイツの眼だったら、すぐ覚えられるんだろうなぁ、……やっぱずるい)」

 キリトは、彼女の背中と尻尾を追いかけながら、やや的はずれな事を考えてしまっていた。モノを覚えるのは、記憶を脳であり、更に細かく言うと、短期の記憶中枢は海馬、長期の記憶は大脳新皮質だ。……細かな事は置いといて、つまり眼は関係ないと言う事。欲しいのなら、自分で頑張れ、といわれてきたのに。

 ……それが難しいのは身に染みている筈だけど、どうしても思ってしまうのは仕方が無い。

 そして、その後も色々と考えている内に、開けた大通りにでた。正面に大きなスーパー、百貨店を思わせる様なきらびやかな店舗が見えてきた。

「ほら、あそこだよ」

 女の子は、すいすいと人並みを縫って店へと向かった。キリトもそれに続
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