暁 〜小説投稿サイト〜
人外と童女と紅白が異世界から来るそうですよ?
人外の暇潰し
yes!ウサギが呼びました!
それぞれの世界

[2]次話
その日の箱庭学園は、平和そのものであった。
人外__安心院なじみはふと、自分が生き返った時の事を思い出す。
彼女が覚えている限りでは、自分はかつて一億回以上の敗北をきした不可逆のデストロイヤー、獅子目言彦に倒された所では記憶は途切れている。
そして彼女が次に目を覚ました場所は箱庭学園の教室であった。
正確には、『−13組』の教室だったのだが。
彼女は自分を生き返らせてくれた者には気付いていたが、卒業してしまい現在は行方不明のままであった。
探そうと思えば探せるのだが、忘れた頃にぱっ、と出てきて驚かすのも面白い。
と考えて、『彼』の前には当分姿を現さないつもりでいる。

安心院なじみは長々と自分が生き返った事を思い出して、ふとこう思った。
この学園よりか、もっと暇潰しになる所は無いのか、と。

そう思っていた彼女の頭上に手紙が舞い降りる。
『安心院なじみ殿へ』
彼女は手紙の封を切り、手紙を読み始めた。
[2]次話


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