暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第12話 再会と会議
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時刻は9時50分
攻略会議が始まる10前

俺は広場の近くの木の陰で広場を見ていた。
広場には沢山のプレイヤーが集まっていた。
数は俺を合わせて47
あと1人多ければレイド上限ぴったりでボス戦に挑めたのだが…
無い物ねだりしてもしょうがない。

「カゲヤくーん」

広場の入り口の方からサキが手を振りながら駆け寄ってきた。

「おはよう、サキ。セレッソは一緒じゃないのか?」

「お姉ちゃんはアスナさんと話してるよ」

サキは広場の入り口の方を指しながら言う。
俺は目を凝らして見ると、確かにセレッソとアスナの姿があった。

「そうか。そういえば、ちゃんとアイテムの補給はしてきたか?」

「してきたけど……でも、なんで?」

サキは不思議そうに聞く。

「攻略会議が終わったらそのままボスに挑むからだ」

それを聞くとサキは驚いて言った。

「え!?でも、ボスの情報全然ないよ」

「いいや、情報なら既にあるぞ」

そう言うと俺は1冊の本を取り出す。

「アルゴに頼んで作ってもらった、ボスに関する情報が書かれた本だ」

それをサキに渡す。

「すごい……攻撃パターンやボスの特徴がきっちり書いてある……でも、この情報どうやって…」

「それは、昨日の夜に俺がボスの偵察をしといたからだ」

「もしかして、1人で?」

「あぁ、そうだが」

「……」

サキは絶句した。
無理もない。
本来ボスの偵察は15〜20人の偵察隊で行われる。
それを1人でしたのだ。驚くのも無理はない。
普通なら自殺行為に近いが俺には《神速》スキルがあるため難なく出来た。

「2人共なにしてるの?」

アスナとセレッソがこっちに来て言った。

「アスナか。丁度よかった。頼みたいことがあるんだ」

「頼みたいことって?」

「今回のリーダーはアスナに頼みたいんだ」

「別にいいけど…なにをすればいいの?」

「会議での班の構成とボス戦での指揮を頼む」

「わかったわ。それでは、時間になるので始めましょう」

そう言って広場に向かおうとするアスナを俺は呼び止める。

「っと、その前に幾つかの情報を渡しておく」

そう言うと俺はアスナにボスの情報が書かれた本などをアスナに渡した。







「今から攻略会議を始めます。今回、指揮をとらせていただくギルド【血盟騎士団】副団長のアスナです」

アスナが広場の中央に立ち広場全体に響く声で言う。

「先日、ボス部屋が発見されました」

その言葉に、プレイヤー達に少なからず動揺が走る。
だが、アスナは気にせず続けた。

「名前は《エンペラー・ザ・デュアルジャイアント》。ボスは頭
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